三浦海岸や松田山は早咲き桜満開だけど、普通咲き(?)桜はまだこれから。
大岡川の桜の蕾もまだまだ固い。
黄金町エリアマネジメントセンターの高架下スタジオSite-Aギャラリーへ。
黄金町界隈は21世紀になってもまだ売春宿が軒を連ねていた場所だったけど、今はアートの街。特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンターが中心となってアートを絡めながら様々な活動をしている。世界各国の若手アーティストたちがレジデンスして制作に励んでもいる。
「Artist's Network FUKUOKA2023[第一部]IAFの時代」。
会期は2月10日~3月5日。
参加アーティストは、オーギカナエ、草野貴世、和田千秋、牛嶋均、坂崎隆一。ワークショップは安部泰輔。
1978年、福岡市中央区薬院に「IAF芸術研究室」というスペースがオープンし、若いアーティストとアーティストになりたい人たちが集うようになり、その場所を拠点に様々な活動が始まったという。
自称アーティストは浜辺の砂の数ほどいても、ほんとにそれだけで飯を食っていける美術家というのは指でつまむ程度。更に時代をこえていくのはそのひとつまみの中の1粒あるかないか。
当時の若手アーティストとアーティストになりたい人たちのその後の軌跡と今を紹介する展覧会。
ところで。
そんなことは神奈川に横浜にいくらでもある出来事なのに、なんでわざわざ福岡なんだろ?
と思いつつ会場へ。
牛嶋均。
牛嶋は1963年久留米市生まれ。九州造形短期大学を卒業後に身体パフォーマーとして欧米で活動し、帰国後に家具の遊具製作を手伝いながら遊具を素材にした作品を作る。
オーギカナエ。
オーギカナエは1963年唐津市生まれ。武蔵野美術大学短期大学部を卒業後はインスタレーション作品を発表。茶人であり建築家であった仰木魯堂は曽祖伯父にあたり、曽祖叔父の木工芸家・仰木政斎に因んだ移動式茶室イエロースマイルを発表し、以後、日本各地や中国などでモバイルスマイルティールームを展開している。
和田千秋。
和田千秋は1957年大分市生まれ。九州産業大学芸術学部を卒業し描き続けていたけど、長男が脳に障碍を負って生まれてきて長男の機能訓練のために作品の制作を中断。5年の後に再開。
草野貴世と坂崎隆一の展示へ。