昨日は国立科学博物館筑波実験植物園のきのこ展だけ見て帰るつもりだったのだけど、なんか晴れてきたから筑波山へ寄り道。
ケーブルカーの駅から儚い綺麗な夢のような富士山が見えた。
最終便ひとつ手前で筑波山神社さまに降りれば秋の日はとっぷりと暮れていた。
パワースポットだのオカルトみたいなことは好まないけど、漆黒の闇に包まれてみれば気に満ちるお山だ。
さて。
ケーブルカーの駅への途中で売っていたガマの油を買ってきた。
元祖ガマの油本家・蟾蜍。
説明書を読んでみれば、ガマ口上は演芸の台詞で実際の膏薬とは関係ないみたい。
当時の筑波山大御堂の光誉上人が大阪夏の陣に家康方に従軍したおりにガマや薬草などの動植物成分を油脂で練って作った皮膚剤を戦場で活用したのが始まりという。
さっそくにつけてみたら、なかなかにしっとり。
今はいろんな保湿剤あるけど、大阪夏の陣の時代にこれはさぞや役立ったことだろうな。
しかも筑波山のご加護がある。
坊さまがドンパチのために従軍するほど戦力が乏しかったわけでもないだろうから、軍医のような立場の従軍だったのかもしれない。
ん。
いよいよAmazonが調剤薬局業にも参入のようだ。
便利だけど、さあ〜さあ〜お立ち合いな文化がスピンオフしてこないことだけは事実だ。