今日は処暑。
残暑はあれど朝夕は秋の気配が漂い始める頃。
は、あくまで暦の上のお話し。
雷が鳴ったり雨が降ったり晴れたり目まぐるしく変わる空模様でとにもかくにも蒸し暑い。
KITTEの中にあるJPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテクでは、「海の人類史-パイオニアたちの100万年」を開催中。
会期は7月5日~10月6日。
陸上で進化した人類が海を渡り島々に進出できるようになったのはホモ・サピエンスの時代になってからだと考えられていた。
例えば日本なら、縄文の人々は極めて優れた海洋民族だったとわかっている。
けど、発見や研究が進むにつれて、どうも100万年前からすでに海に出ていたらしいとわかってきた。
だだし、今でいうところの航海をしていたかどうかは不明。
島々に渡った?難破してたどり着いた?かはわからないけど、たどりついた島から出ることはなく、島の中で進化して、脳も身体も矮小化して、いつの間にか姿を消した痕跡があちこちにある。
太古のヒトたちは、なぜ海を渡ったのか?どうやって渡ったのか?
カハクは3万年前の航海徹底再現プロジェクトを行った。
研究と試作を重ね航海本番は手厚くサポートされていたけど、悪戦苦闘失敗続きだった。
出土した骨は語る。
人類史上最も太い骨を有したヒトたちがいたということも。
過酷な夏だ。
でも縄文海進の頃の内陸への海の入り込み方をみれば、地球規模での海面の上昇があったということだ。
もっと暑かったのか。
海の方から近づいてきたのだろうか。
色々と思うのだった。