今日は用事で安曇野市へ。用事を済ませて昼飯食べて久々に碌山美術館へとむかう。
空は薄曇り。気温は高め。どことなく湿った風に麦が揺れる。
ポピーが揺れる。
碌山美術館。
開催中の企画展は、生誕140年「柳敬助展」。会期は5月22日~7月18日。
碌山美術館は碌山館以外は撮影禁止。
柳敬助は、明治大正期の洋画家。1881年に生まれ1922年に没した。
画業半ばで亡くなった上に、関東大震災で優品とされる作品の大半が焼失している。
レンブラントを思わせる画家だったんだなぁ。
碌山館へ。
碌山美術館へ行くのは初めてじゃないのに、私はいままでこの建物の設計者を知らなかった。館員さんとの雑談で今井兼次氏の作品と知ったのだった。
今井兼次の代表作といえば長崎の日本二十六聖人記念館・聖堂。
私の住む神奈川県では鎌倉市の聖母訪問会モンタナ修道院聖堂。これはかながわの建築物100選にも選定されている。
モンタナ修道院聖堂は光の祈りの場だった。
碌山美術館の碌山館の設計をなぜ今井が引き受けたかはわからない。
ただ、荻原守衛が新宿中村屋での突然の吐血でこの世を去ったのは30歳だった。荻原の友人たちも若くして逝った。今回の企画展の柳敬助は42歳。中村彝は37歳。中原悌二郎は33歳。戸張孤雁は45歳。高村光太郎や斎藤与里は長生きしたけど。
ん。。。
ベンチでほんの数秒まどろんだ。
人はパンのみにて生きるにあらず。。。