今宵のお供えは、ウィスキーの水割りにじーまーみー豆腐。私の晩酌にお付き合いいただく。伯父さんたちは筋金入りの呑み助だったからな。妹も少しは嗜んだ。

かながわ名木100選。足柄上郡中井町・蓑笠神社のケヤキ。
秦翁寺様を後に、のんびりと比奈窪のバス停に引き返す。秦野駅に戻る途上に蓑笠神社様があると来る時に確認済み。バスの本数も思ったよりはあるし、途中下車すればいい。




バス停というかターミナルというかも、のんびり。誰もいない。バスが本当に来るのか不思議に思える。
そこに二宮行きのバスが到着して、運転手さんが一服。更に、中井町オンデマンドバスなる面白いバスが到着して男性がひとり一服に加わる。自宅のベランダ以外での喫煙はしないが、思わず煙草持ってくればよかったと思ってしまった。
こうのんびりだと、互いに話をしない方が不自然だ。
かな中バスさんは何気に長距離ですよね。そうだねぇ。国府津の地名が出てくる。そういえば乗りましたよ。国府津から平塚。500円って安いんだか高いいんだかわからなかった。そりゃそうだ。この辺りで一番高いのは中沢橋経由の平塚行きだね。600円超えちゃうよ。へぇえ。
そこに秦野行きが到着。乗車。オンデマンドの君も乗車。交通弱者という年代ではないから飲み会なんかな?
上井ノ口下車。
バス停の真ん前が社務所であった。


蓑笠神社様。









あった!





落雷でけっこうなダメージ喰らったようだが、元気である!

だろうな・・・この間新聞の地方版に落雷で燃えてしまった城山の大木様の記事が載っていた。あのスギ様は、津久井の名木様であった。そこを生き延びてこその、かながわ名木100選である。???。ま。まです。
蓑笠神社様のケヤキ様に会えてホッとして秦野行きのバスを待つ。といっても、バス停は日蔭もベンチもない。
蓑笠神社様の境内の木陰のベンチで休ませてもらう。
涼しい。本当に涼しい。極楽のようだ。
と?なにこれ???

一読して、思わず口に含んだ水を噴き出してしまった。
中井町の教育委員会がどんな意図でこの説明板を設置したのか不明だが、それにしても、何気にシレっとんでもないこと書いてあるじゃないか!
アマテラスに追われたスサノウは、雨が降るなか蓑笠で神々に宿を請うたが誰も応じてはくれず難儀を極めたとある。とあったな。
が。そういえば、スサノウがどこに天下ったかはそういえば知らない。無意識に出雲神話の世界だから近畿あたりのどっかだったんだろうと、漠然と認識していた。
それが、大山に落ちたという。大山から井ノ口に来て、雨が晴れてそこで蓑笠を脱いで忘れて行ったからだから、蓑笠神社。
スサノウは、そこから、平塚の下吉沢の八剱神社に向かい、更には、大磯の高来神社に向かったと、ある。
大磯の高来神社とは、高麗に位置する。高麗神社が、たぶんに元々の名であろう。
バスを待つ間に地図検索する。井ノ口の蓑笠神社から平塚の吉沢の八剱神社への経路・・・って・・・そういえば・・・
比奈窪でのかな中バスの運転手さんとの会話を思い出していた。
中沢橋経由とか言っていたな・・・
そうか・・・
今現在でも、本数は希少だが路線バスが通っている。運賃が高いということは、距離が長いということだ。山越えルートだ。
そのバスは平塚駅に向かうが、まんま下れば、大磯だ!
はぁあああああ!!!
おばさんの好奇心は、全開になってしまったのでした。