川崎市の岡本太郎美術館で開催中の「第24回岡本太郎現代芸術賞展」。
岡本太郎現代芸術賞は、岡本太郎の精神を継承し自由な視点と発想で現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰する。
会期は2月20日~4月11日。
今回の応募は616点。岡本太郎賞1点。岡本敏子賞1点。特別賞5点。入選17点。
入選。
さとうくみ子。
作品名:家中ピクニック装置
作品サイズ:400×500×500㎝
素材:ミクストメディア
疫病下では、お家ピクニック。
さとうは大掛かりに遊ぶ。
壁には設計図と取説。
作る。
でもピクニックは外がいいよな。
許寧。
作品名:For you,for me-Earth,People
作品サイズ:337.3×427.4×10㎝
素材:キャンパスに油彩、和紙に水彩
許は、平面の力を信じているという。
植物の生きる強さに災難続きでも懸命に生きる人間の姿を重ねる。
園部蕙永子。
作品名:そろそろグングニる。
作品サイズ:500×500×500㎝
素材:ミクストメディア
グングニルあるいはグングニールは、北欧神話の神オーディンが持つ槍。
槍に見立てた筆というか筆に見立てた槍というかに、あえて錘とかつけて操作を難しくする。
地震に疫病におこってしまうのは仕方ない。
ただ、ここのところの復興は、これさえ無ければもっとスムースに進むのにとの手枷足枷の連続。
西野荘平。
作品名:別府温泉世界地図
作品サイズ:225×338×8㎝
素材:写真・布・アルミ・LEDライト
西野は写真家。
別府温泉にひと月滞在し撮った二万枚以上の写真を一枚一枚地図に即して貼り合わせて再構築。
ながさわたかひろ。
作品名:ウィズコロナの肖像
作品サイズ:200×500×100㎝
素材:イラストボード・アクリル絵具
素直な作品。
疫病下におかれたながさわは、外出できない・人に会えない・仕事がないの三重苦の中で、毎日一人の誰かを描き始めた。
疫病収束した時にはどのくらいの枚数になっているんだろ。
記憶の保存。
ながさわはどこまでも明るい。
お土産付き。ながさわ特製町田ゼルビアのポスター
いただいてきたけど、サッカー興味なかったんだった。