東京ミッドタウンの21₋21 DESIGN SIGHT へ。
「ゴミうんち展」開催中。
会期は2024年9月27日~2025年2月16日。
自然界において自然に出てきたモノはそのまま残ることはない。
循環していく。
しかし人間界においてだけは違う。
特に排泄物。
以前この本面白いとブログに書いて#をつけて投稿しようとしたら、#うんちというのはどうも禁止用語になっているようだった。
この展覧会は、身の回りから宇宙までを見渡し、様々な「ゴミうんち」を扱い、「ゴミうんち」を含む世界の循環を「pooploop」と捉えるという。
竹村眞一。
「めぐる環」。
ゴミや排泄物問題を地球全体へと視野を広げることを提案する。
井原宏蕗。
「cycling」。
うんちが生み出す彫刻。
小倉ヒラク。
「カビの森」。
動物や植物を分解して土に還す「分解者」であるカビ。
様々なカビたちが働くことでゴミやうんちは宝物に変わっていく「ミクロの森」を可視化した。
佐藤卓。
「TIME-B」。
並ぶ砂時計にはオレンジ色のボールが乗る。
砂時計をひっくり返すには、ボールを取り外さなけばならない。
その面倒な作業を通じてひとりひとりの手によってしか地球環境を循環に導くことはできないことを表す。
黒い砂は産廃焼却後のスラブを砕いたもの。
日光で採取された腐葉土標本がある。
そして会場のあちらこちらに、角尾舞+田上亜希乃の「うんち句」が散りばめられているのである。