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今日のころころこころ

2025・2・26 東京都渋谷公園通りギャラリー 今村遼佑×光島貴之-感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト〈感覚の展P〉展

東京都渋谷公園通りギャラリーへ。





今村遼佑×光島貴之ー感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト〈感覚の点P〉展開催中。
会期は2月15日~5月11日。
美術家・今村遼佑と全盲の美術家・光島貴之による展覧会。
今村遼佑(1982~)は京都府生まれ。京都府在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻修了。
インスタレーションなど様々な手法で、生活の中のささやかな出来事を取り上げ、見る人の記憶や感覚に働きかける表現をおこなっている。
光島貴之(1954~)は京都府生まれ。京都府在住。10歳の頃に失明し、鍼灸を生業としながら、テープや釘やカッティングシートなど身近な素材を使い、独自の方法で自身の身体感覚(全盲の感覚)を投影した新たな表現方法を追求している。
京都府という以外におよそ接点のなかった二人が対話を始めたところから生まれる表現が展開する。












ヒトが外界を感知するための感覚機能はいくつもあるけど、「視覚」以外の機能で感知していく世界が広がる。



展示室の真ん中には小さなピアノがある。
これは今村のインスタレーション。

ピアノから鍵盤の数だけ線があちこちとつながり、鍵盤を押すと、バケツやら天井の照明やらやらが光る。







壁には光島の触覚作品の中の「釘シリーズ」。
中原中也の詩を表現している。
鑑賞者は触覚で読む。













五感、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚のうち、もしかしたら今は視覚のみに頼ることの多い時代なのかもしれない。
というか、五感で感じるって言葉ばかりで実際には視覚ばかり肥大しているかもしれない。
見える部分以外には鈍感になってしまってるのかもしれない。
フライヤーの点字に触れながら会場を出た。



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