お茶うけに玉木屋さんのざぜん豆をつまもうと楊枝を振り出す。
ん。
いつも感心してしまうのだけど、なんでこれひと振りするだけで楊枝がきちんと1本だけちゃんと出てくるんだろ?
なにか特別な仕組みがあるようにも見えない。
日本橋さるやさんは創業300年余の楊枝の老舗。
楊枝は全て黒文字を使用した職人さんの手作り。
私は自分で買う黒文字は菓子箸も含めて全てこちらのを愛用している。
それはさておき、ということは、振り出しも江戸時代からの商品ということなのかな。
ごくありふれた日用品なんだけど使い勝手を追求したちょっとした工夫。
それを支える職人技。
この振り出しに詰め替えはない。
衛生上もきっぱりとした気風も心地よい。
こういう仕事をみていると、日々迷路へと迷走していくこの国のリーダーがつくづくと情けなくなる。
学歴なんてそんなに重要なもんか?
それぞれに向き不向きがある。
それぞれがそれぞれの選択をしても生活格差が無く、それぞれが誇りを持って生きていけるのが大事だ。
学問に向いてないのまで猫も杓子も22まで学校に閉じ込めるから、大半は遊んでいるだけになる。
それでその先に何があるというのだろう。
ま。
今日も快晴だ。