今日は東京都現代美術館へ。
「吉阪隆正展:ひげから地球へ、パノラみる」。
会期は3月19日~6月19日。
吉阪隆正は、戦後復興期~1980年代まで活躍した建築家。
今和次郎やル・コルビュジエに師事し、コンクリートによる彫塑的な造形を持った独特の建築で知られている。
そして、専門の枠にとらわれずに建築や都市の可能性を一般の人にわかりやすく伝えようともした。
代表作「大学セミナーハウス本館」を見に行こうと思いつつコロナ禍に突入してますますに行けなくなっていた。
吉阪が書いた童話がメビウスの輪になっている。
7章構成。
第1章:出発点
第2章:ある住居
第3章:建築の発想
第4章:山岳・雪氷・建築
第5章:原始境から文明境へ
第6章:あそびのすすめ
第7章:有形学へ
吉阪の人柄そのままに楽しい展示。
「乾燥なめくじ」もいた。
一番最後の展示には驚いた。
吉阪は「都市」への提言もしていたんだ。
大胆な東京計画。
山手線の内側を全て森にしてしまう。
荒唐無稽といえば荒唐無稽だけど、東京は日本国が存続する限り煌びやかな東京であろうとは思うけど、23区の疲弊が目立ってきた近年はなにやら突き付けられるものがある。
太陽は月と会う約束です。
月はそこにいます。
月はそこにいます。
けれど太陽は見えません。
夜でなければ見えないのです。
今日はというか今日もというか、冴えない空模様だった。
五月晴れを実感できないまま五月が終わり梅雨に突入な年になるのかな。。