みなとみらい線・新高島駅下車。
BankART Station。
BankART1929は、横浜市が推進する歴史的建造物や倉庫などを文化芸術に活用しながら街を再生していく「創造都市構想」のリーディングプロジェクト。
馬車道にあった歴史的建造物の元銀行(旧第一銀行、旧富士銀行)を活用して2004年にスタートした。その旧第一銀行横浜支店が建てられたのが1929年だったからBankART1929。
今現在は、北仲ブリック&ホワイトにあるBankART KAIKOと新高島駅にあるBankART Stationの二か所で活動をしている。
「BankART Under 35 2023」。
会期は7月6日~23日。
「BankART Under 35」は、公募で選出された35歳以下のアーティストによる個展シリーズ。
今回は3組の作家+マネージャーのジョイントチーム。
凡人(ボンドマン)/光岡幸一・根本祐杜・平山匠。
マネージャーは李静文。
この3人組はこの展覧会から活動を始めた。
それぞれに独立した活動をしていたのだけど、この展覧会の募集要項を平山が勘違いしたことからメンバーが集められたという。
そしてこのにわかユニットは潜水艦を作ることにしたという。
ボンドという言葉には繋げる、固まる、直すの意味がある。
来場者も含めて、何がどう繋がっていくのだろう。
佐貫絢郁。
マネージャーは浅見旬。
佐貫はポーラ美術振興財団の在外研修員として2022年よりタイのバンコクに滞在している。
気候や文化間によって生じる日本との差異を現した。
宇留野圭。
マネージャーは大野高輝。
宇留野の作品の鍵のかかった密室は、持ち去られた空間を暗示しているという。
そして、その密室は一つの部品として複雑な構造に組み込まれ、動かされる。
それは現代を生きる人々そのものなのかもしれない。
外に出れば身体のどこかが壊れてしまいそうに蒸し暑い。
でも若い人たちは元気だ。