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今日のころころこころ

2025・1・13 東京都現代美術館 MOTアニュアル2024「こうふくのしま」。臼井良平。

東京都現代美術館。

MOTアニュアル2024「こうふくのしま」開催中。
会期は2024年12月14日~2025年3月30日。
「MOTアニュアル」は、1990年に始まり、若手作家の作品を中心に現代美術の一側面をとらえ、問いかけや議論のはじまりを引き出すグループ展のシリーズ。
20回目の今回は「こうふくのしま」。
足元に広がる汲みつくせない世界を個々の視点から見つめ、形を与えようとする4名の作家の試みを紹介する。
「しま」は4名の作家が拠点を置く「日本列島」の地理的条件に対する再定義を含むという。
「しま」を、海に浮かぶ閉じられた地形ではなく、海底では他の大陸や島とつながっている開けた地形としてとらえ、目に見える世界とその背後にある見えざるつながりを意識させるという。


臼井良平。
臼井良平(1983~)は静岡県生まれ。東京都在住。
普段よく目にするプラスチック製品の形をガラスで精緻に再現し、既存のものと組み合わせることで、無人称の風景を仮構するシリーズ「PET ( Portrait of Encountered Things ) 」を制作している。


そこかしこにペットボトルがある。
ペットボトルに見えるけどガラスでできたペットボトルが居る。













なにもわざわざガラスで作らなくてもペットボトルそのまま使えばいいようにも思う。
そういうインスタレーションだと鑑賞者は受け入れるだろう。
そもそも作品に触れるわけにはいかないし照明を落とした展示室では遠目には区別がつかない。
なぜ?

臼井は見慣れたものや見過ごされてきたものに対する再認識を促すという。
ガラスもプラスチックも土に還るまでに膨大な時を要することは同じだ。
しかし容器がなければ液体を運ぶことはできないことも事実なのだ。。。








コメント一覧

kinntilyann
おはようございます(⁠^⁠^⁠)/

ガラスには魔力のような魅力があります。
プラスチックが出てきたらプラスチックに魅力を感じる人たちもたくさんいます。
ヒトは、なにか、こう、天然にはない光沢感のようなものに惹きつけられるものなのでしょうか。
ガラスでは、今のところ、くるみガラスのちょうど握れるくらい丸い玉が気に入ってます。
用途は…
作家も何か意図して作ったわけでもなさそうです。

良い1日でありますように(⁠^⁠^⁠)/
だんだん
ごめんなさい。クラウスさんはピアニストで別件のお話でした。正しくはマックス•エルンストさんの姪子さんでした。お正月ボケですみません。
だんだん
ガラスの中に空気のツブツブが有るのがとても好きで、もう随分前にクラウスの姪と過ごす機会があって、そのおりジャポニスム好みの彼女はガレーなど多少ある中から「好きなのを持って行っていい」と勧めるので、ガレーの初期のガラスの壺にツブツブがしっかり閉じ込められたものを持って帰りました。そのいたって初期の四苦八苦の痕が見て取れるガラスの壺は、子供の頃の家の窓ガラスと重なって宝物に見えたのです。ガラスへの愛着は、時間軸上でまるで空気のツブツブのように並んでいるようです。
kinntilyann
だんだんさま
こんにちはでございます(⁠^⁠^⁠)/

どこにでもある風景です。

ペットボトルに見えますが、ペットボトルじゃない、精緻に作られたガラスなんです。

世の中のガラスのイメージはペットボトルよりかなり良い。
けど、土に還るという意味では、どっちもどっち。

現代美術の今現在に対する熱量に私は惹かれるのかもしれません。
だんだん
新宿の裏道を抜けて行くとき、よくこんな普通の芸術に出会った記憶がありますが、新宿じゃなくても街のあちこちの風景として記憶のどこかにありますね。後から出て来るひび割れた焼き物も、まだ地方にそこそこ残っていた炭焼窯や登り窯に行けばいつでも見られたのに…。人間の何が、いつからそういう風景を日本中で大掃除はじめさせたのか…。
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