今日は秦野にちょこっと用事。あっという間に終わる。
せっかく秦野まで来たのだからどこかへ寄り道して帰ろうと見上げる空はいつ何が降ってきてもおかしくはない。
でもこういう空模様なら人が少ないかな?
秦野駅から小田原駅に行って大雄山線に乗って向かうは南足柄市の大雄山最乗寺さま。パワースポットとしての人気絶大なれど、紅葉も神奈川県で五本の指に入るといわれている。
大雄山駅に着いた時にはすっかり雨風になっていたからバス。
傘を差してカメラをタオルに包んで歩き出す。
曹洞宗大雄山最乗寺は、応永元年(1394年)了庵慧明禅師によって開かれた。戦国乱世に無常を感じ出家し、修行後に生まれ故郷の相模に帰り曽我に庵をむすんだが、大鷲の啓示によって足柄のこの場所に大寺を建立したという。
風にあおられて色付いた葉っぱが宙に舞う。
雨と強風でもこれだけ綺麗なのだから晴れていたらどれだけ見事なんだ。
奥の院へと結界門をくぐる。
このお山を護るのは、道了尊者。
了庵慧明禅師の弟子だった道了尊者は、師の最乗寺建立発願を聞き三井寺から天狗の姿になって飛んできて、神通力を駆使して寺の建設を手伝ったという。
師入滅と同時に寺を永遠に護るために天狗に化身して舞い上がり飛び去り、以後ずっと護り続ける。
それにしても11月下旬の雨だというのになんでこんなに蒸し暑いんだろ?
ブラウス一枚になって思わずお山に聞いてみたりなんかした。
16時15分のバスに乗るために下りていく。
紅葉は晴れてているのが一番いいけど、雨の日もなかなかに。
お土産屋さんがワゴン車で上まで送迎しているから気が付かなかったけど、いつの間にか観光バスが来ていたんだ。
明日からの連休は晴れそうだ。
矛盾の日々が続く。