昨日二回目の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた。
一回目の副反応でひどい倦怠感に悩まされたから、二回目はドカンと熱でも出て苦しむのかと覚悟していたのだけど、平熱のまま夕方になった。

一日の仕事を終えた重機が夕陽に染まる。
最低限の家事しかしなかった引きこもりな一日だった私は、どこか後ろめたさを感じながらしばらく眺めていた。
人の体って一人として同じことは無いと今更ながらに実感する。

夜になっても熱は出てない。腕はものすごく痛いけど。
今宵の食後は中国茶にした。岩茶。半天妖が缶の底に残っていた。
岩茶は茶葉が大きいから蓋碗で淹れるのがいいんだけど、缶の底に一回分残った細々は茶壷。


お茶うけはルピシアさんの茶実・河内晩柑にした。


なんとなく読みたくなって古い文庫本を本棚からとりだした。
辻まことの虫類図譜。


私がこの文庫本を手にしてからもう25年くらいたつ。
辻が虫類図譜を岩波書店から出したのは私が生まれるか生まれてないかくらいの頃。
心持ちの健全な人は自分の刺激だけで、十分に一見平凡な日々を充実してやっていけるが、空虚でカラッポカラッポした人は断えず外側からこの虫の刺激を感じていないと生きた気持ちがしない。その刺激で皮膚が厚くなってくると感覚がにぶくなる。そこで一層強い刺激を欲求する。異常なこと、爆発的な現象など要するにだんだんグロテスクになってくる。
ニュースの虫の食いつき方はいよいよ複雑苦労になっている。一発戦争でもやらねぇかナ。
これは、ニュース虫の図解。
昭和平成令和となんにも変わってない気がする。。
今日は自民党の新総裁が決まったようだ。