今日も朝から快晴。
毎年成人の日にはサントリーさんの成人の日新聞広告を読む。
今は伊集院静氏が執筆されている。
今年は「水のようにまぶしい君になれ」。
ん・・・
成人年齢が引き下げられた。
かといって18歳の成人式というわけでもなく、二十歳の集いという名称で20歳対象のセレモニーにした自治体が圧倒的に多いようだ。
こういう制度改正はどこかで軌道修正せねばならぬのだけど、本当は今回の成人式は18歳~20歳まで一斉におこない、次回から18歳とすればいいはずなのだけど。
そうはいっても、もし自分の子が対象だったらやっぱり嫌かも。家庭によってはきょうだいで成人式となるだろうし。
それにしても、成人の日が連休に組み込まれて以来あまりピンと来なくなっていたところに、更にますますぼやけてくる。
おまけに・・・
伊集院静氏の文章はとても良い祝辞だし、こういう企画を続けるサントリーさんも立派と思うけど、今日の朝刊から記事も広告も含めて成人の日を感じさせるのは、この広告とコラムだけかも。
そもそもこの朝刊を開いている人はどのくらいいるのだろう。
常に例外はあるけど、このサントリー成人の日新聞広告を18歳~20歳の子が読んでいるとはとても思えない。
そのあたりは企画している方は痛感しているはずだから、もしかしたら、このメッセージは大人に向けたものなのかもしれない。
「今までの大人のやり方ではダメなんだ」。
この締まりのないどこを対象にしてるんだかわかんない成人の日を見ているとそう思う。
大人が毅然と真っ直ぐに真っ当に進んでいけば、その時はわからなくても不平不満だらけでも大人になれば必ず納得できる日が来る。
若者はそこに居るだけで存在そのものがエネルギーに満ちて眩しい。
でも未熟なおばかだと思うことも多い。
大人は、若者に媚びを売るのではなく、自分も若いと勘違いするのではなく、今までの大人のやり方ではダメなんだと矜持を持ちつつ柔軟に進んでいかねばならぬ。
成人の日に街でみかけた晴れ着の若者たちに無邪気におめでとう!と声をかけることのできた時代を懐かしんでばかりいても始まらないわな。
末筆ながら、本日成人を迎えた皆さま及びご家族さまにお祝申し上げます。
おめでとうございます!