今日の長野は真夏じゃないかと思うほどの強烈な日差しだった。
今年の中秋の名月はまんまる満月。
お月さまにお供えする団子を作る。
といっても、上新粉を熱湯でこねて蒸すだけ。
この蒸し器ずいぶんと年季が入っているなぁ。
山でとってきたススキとコスモスを徳利に入れて、同じく山でひろってきた栗とかもお供えしよう。
リビングから見える庭は再構築の最中で荒涼たる背景だけど、座敷を開けるほどのこともないから、ま、これもまた一興。
夕飯終えて月を待つ間、私はお茶と菓子。
菓子は中秋月餅。
中秋月餅にはアヒルの卵の塩漬けの黄身が入っている。一個が旦黄。二個が双黄。餡は蓮餡と黒餡(中華餡)。蓮餡は蓮蓉。黒餡は豆沙。
今年はもしかして長野で月見かな?と家から持ってきてあった中華街の紅棉さんの双黄豆沙。黒餡に黄身が二個入っている。
お茶は岩茶にした。金鎖匙。
独特の力強さがある岩茶。
双黄豆沙を切って。
黄身の塩味がアクセントになって見た目ほど重くはないけど、昼にクランブルケーキを食べちゃったから四分の一。
さて。
そろそろ庭から見える頃だ。
縁台に腰かけて見上げる。
まんまる満月。
小さな円を描いて満足するより大きな円のその一部である弧になれ・・・
ん。
夜風が冷たくなってきた。やっぱり秋。