峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

行政評価市民委員会に出席して

2024年11月10日 | 移住
昨日、市役所にて午後2時から4時まで開かれた今年度2回目となる「備前市行政評価市民委員会」会議に出席した。
この日の評価対象施策は「防災・防犯体制の強化」と「スポーツ・レクリエーション活動の推進」の2点。

施策に対する評価を行う際、私が重要視しているのは、課題に対して十分な取り組みがなされているか。あるいは成果指標(達成したい目標)に対する達成の度合いはどうかではなく、きちんとした内部評価がなされているか。そして、課題に対する取り組みが当を得たものになっているか。また、成果指標は施策の目標に適っているものかだ。

施策に対する大まかな評価は、事前に届けられた資料により済ませてある。当日、確かめたいのは担当課職員の「やる気」度。
評価対象施策の担当職員を前に、7名の委員それぞれに与えられた時間は限られている。したがって重要と思われる点に絞っての質疑となる。

1つ目の施策・「防災・防犯体制の強化」では、消防団員の確保に向けた取り組みと自主防災組織の組織率向上・防災訓練等の活性化に向けた取り組みを取り上げた。
消防団員の定員充足率は徐々に下がってきている。自主防災組織の組織率も頭打ちだ。その活動も地域間で格差が大きい。
そんな状況にあるにもかかわらず、取り組みは従前からの相も変らぬものだ。これをこのまま続けても課題の解決には到底つながらないのは火を見るよりも明らかだ。全く新しい取り組みを始める必要性を例を引いて説いた。

あらゆる公共サービスを自治体主導で行うことが困難になってきている。市民が主体的に公共サービスの担い手となる「新しい公共」の創出が求められている。

2つ目の施策「スポーツ・レクリエーション活動の推進」では、運動施設利用、スポーツ大会等への参加における機会均等、公平・公正の観点から尋ねた。

私の住む地区は、世帯数が19で40名弱の方々が暮らしている。その中で、健康増進のため3人の女性が隣町・上郡町のフィットネスジム「カーブス」に通っておられる。車で片道15分程のところをご自身で車を運転し、通常コース月額7,920円を支払ってだ。ちなみに当地区から市役所まで車で40分ほどかかる。

当地区を含め、8地区一帯が吉永町三国となる。令和4年の調べで8地区合計で113世帯、119人が暮らしている。高齢化率は55,8にもなる。つまり、地域に暮らす半数以上が高齢者で、後はその予備軍ということになる。
フィットネスクラブ会費8千円程を払える人、自ら車を運転できる人は「カーブス」に通えるが、それ以外の人はスポーツを楽しんだり、健康を維持するためにどうすればいいのだろう。

市の運動できる施設は全て市の中心街にある。各スポーツ教室やスポーツ大会・フェスティバル等も市の中心部で開催されている。施設を利用したくとも、大会等に参加したくても事実上、出来ない市民は、当三国地区だけではなくその他の地域にも少なからずいらっしゃるだろう。

吉永町は20年ほど前、日生町共々備前市と合併したそうだ。地元のみなさんと酒を酌み交わす際、私はいつも申し上げるのだが、町は歯を食いしばってでも単独で生き延びる道を模索すべきだった。そういわざるを得ない程、私たちの地区は取り残されている。

スポーツ・レクリエーション活動の推進に当たり、障害をお持ちの方を含め、全ての市民に対し、機会均等、あるいは公平・公正をどのように担保していくのか重大な課題だと考えるが、いかがかと質した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の気配

2024年08月08日 | 暮らし
茹だるよな 暑い日の 昼下がり
君が出してくれた 梅葛切りに 涼をとる

きょうの午後のおやつは「白秋名水・尾白のせせらぎ」・冷たい和菓子、色々の中から梅葛切りをいただく。

昨夜、今朝とそれまでとは異なり、暑さが和らいでいるのがはっきりと感じられた。
秋は、すぐそこまで来ている。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晩酌の後のギムレット

2024年08月06日 | スポーツ
一昨日午後6時から開かれた地区の役員会に出席した。
今年度から移住先の地区役員を務めている。御勤め、おつとめ。

帰宅して、いつものように晩酌をしつつ、パリ五輪 ゴルフ競技中継をテレビ視聴。
最終ラウンドまできて、松山英樹選手が初日からの好調を維持し首位争いに加わっており、最終組のフィニッシングホールまで興奮を覚えながらメダル争いの行方を見守った。

今夜はね もう少しだけ 飲みたい気分
ギムレットには 早すぎる かい。

晩酌の後、久し振りにシェーカーを振った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリの空の下に競う

2024年08月05日 | スポーツ
パリの空に連なり続く我が地で見上げる青空がきょうも美しい。

パリ五輪、スケートボード・男子ストリート 堀米雄斗選手の大逆転の金メダル。鮮やかだった。

一瞬の 静寂の後 上がる歓声
起死回生の ベストトリック

おめでとう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この暑さに

2024年08月01日 | 暮らし
今朝方、「ラブラール美作(みまさか)」さんから「野菜セット」が届いた。
早速、段ボールの箱を空けると南瓜・ナス・ピーマン・オクラ・玉ねぎ・ミニトマト・きゅうり・青ナスといった新鮮で、何より安心安全な野菜の数々、有難い。

野菜と共に「お知らせ」が同梱してあった。
それによると、連日の猛暑で夏野菜の花が咲かず、実が付いても変形してしまい収穫量が激減しているらしい。よって、8月度は月2回のところを1回に変更せざるを得ない状況で、その旨了承してほしいとのことだった。

この暑さに参っているのは、人間のみならず野菜たちも同様のようだ。
生産者のみなさんのご苦労を思うと共に感謝の念を一層深める。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

注目のプロボクシング世界戦

2024年07月20日 | スポーツ
今夜は、プロボクシングの世界タイトル戦2つと、あの那須川天心のボクシング転向4戦目が行われる。
ただ、当初予定されていたWBO世界スーパーフライ級王者の田中恒成選手の防衛戦が対戦相手の軽量オーバーにより中止になったようで残念だ。

それはともかく、注目はWBC世界バンタム級王者・中谷潤人選手の防衛戦だ。勝つのは当然として、どんなファイトぶりを見せてくれるのか、どんな勝ち方をするのか興味深い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

罵りより敬意を

2024年07月18日 | スポーツ
楽しみにしていたMLBのオールスターゲームをTV観戦した。
ナ・リーグの2番DHで先発出場したドジャースの大谷翔平選手は、2打席目に先制の3点本塁打を放ち、見事にファンの期待に応えた。改めて、その凄さを思う。

また、オールスターゲーム初出場のカブス・今永昇太投手は、ナ・リーグの4番手として4回に登板し、1イニングを3者凡退無失点に抑えた。シーズン同様、胸がすく小気味良いピッチングだった。

ベースボールも勝負事だ。したがって、選手同士・チーム同士で両者互いの胸の内に穏やかならぬものを秘めて戦いに臨んでいるに相違ない。
特に、MLBには国も人種も異なる人間が集まって来ている。言語はもちろん、宗教やイデオロギー・慣習等々、様々な違いを抱えての上にだ。

しかし、彼らは、決して醜く衝突することなどない。むしろ、観る者に楽しみや喜び、爽やかな感動までをも与えてくれる。

何故だろう。
きっと、そこにはプレーやキャリアに対する選手同士、互いの確かな敬意が存在するからに他ならない。

それに比べて政治の世界は、いや、やめておこう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ササユリに会いたい

2024年05月18日 | 移住
この時期一番の楽しみはササユリの成長だ。
ササユリが敷地内に自生するのを認めてから以降、草刈りを注意深く行ってきた。その甲斐あって年々、数が増えている。
今年も、これまでで最も多くの芽を出し、日ごと大きく育っている。
間もなく芳しい香りを漂わせる淡いピンクの花を見せてくれることだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2023 私たち夫婦の家族のゴールデンウイーク

2023年05月20日 | 家族
先日のゴールデンウイークを、いつもは離れて暮らす子供たちや孫たちと共に過ごした。
現在、大阪に住む三女は、コロナが一段落したところで、待ってましたとばかりに海外旅行に出かけたため不参加。今回の旅行の目的地はニュージーランド。いつものように気ままな一人旅とのことだった。

その三女を除き、福岡の長女家族と広島の次女家族が久しぶりに顔を揃えた。ただ、中学校に勤める次女のところの婿どのは、ゴールデンウイーク中も部活の指導があることから来るのが叶わなかった。

長女の婿どのが娘や姪っ子たちと楽しそうに遊んでいるのを見るに付け、ワークライフバランスやジェンダー平等が叫ばれる昨今、教員という職業がいかに遅れているのかを改めて思った。

それは単に、今働いている教員が気の毒だというだけの問題ではない。そんなブラック的な職場に好んで飛び込んでくる人間がどれ程いるだろうか。時流に敏感だったり、新しい生き方を模索している若者は、そんな職場を見向きもしないだろう。由々しき問題だと思うが、一向に改善の兆しは見えない。

もっとも、当のご本人の婿どのは、ブラック的なことを嫌がったり愚痴ったりすることはない。
朝早く出勤し、夜遅く帰って来、土日・祝祭日には部活の指導に出かけているが、休みの日にはキッチンに立ち、家族のために料理を作ったり、子供と遊んだりして、彼なりに家族との時間を大切にし、楽しんでいるようだ。

話がそれてしまった。
我が家の子供たちは3人共、高校入学と同時に家を出た。
それは、子供を自立させてやるのが親として最も重要な務めと考えていた私が仕向けたことだった。
娘たちは、その後、大学・大学院、就職、結婚(三女は未婚)と人生を歩み、再び彼女らと同じ屋根の下で暮らすことはなかった。

だからこそ、年に何回か会う際、婿どのも含め私たちは濃密な時間を過ごす。2人の婿どのは、長女・次女それぞれの大学時代の同級生で、私たち夫婦とも彼らの学生時代からの付き合いになる。何でも話し合える気心の知れた仲だ。

今回も、1日目の夜は持ち寄ったビールやワインなどを飲みながら、明け方4時まで色々と語り合った。さすがに、2日目の夜は日付が変わる頃まででお開きにはしたが。

今回の話題の中心は、長女家族の三人姉妹の長女・彩理さんのことだった。
彩理さんは現在中学2年生。多感な時期だ。部活のこと、勉強のこと、今、夢中になっていること、進路のことなど、彼女とも色々話した。
そうした上で、彼女の気持ちや考えを最大限尊重するという共通理解を持つに至った。
当たり前だが、子供は決して親の所有物ではない。子供には、誰にも邪魔されず自由に己の人生を歩む権利がある。

その他、近くの山や川で遊んだり、ゲームをしたりと、この上なく楽しい3日間をプレゼントしてくれた私たち夫婦の家族は、また夏に会おうねとの言葉を残し、それぞれが今、暮らす場所へと帰って行った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記録的な大雪の日に

2023年01月25日 | 夫婦
昨夕4時頃に降り出した雪は、夜の9時を過ぎた頃にはしっかり積もるまでになっていた。
そして、今日。早朝5時過ぎに目が覚めた。昨夜、眠りに就くまで薪をくべていたおかげで寝所は、ほんのり温かい。すぐさま、その薪ストーブに火を入れる。

いい出会いがあり、薪ストーブを昨年11月に設置した。
薪ストーブを備えるためには、いくつかの条件を満たす必要がある。それに適うこの地で暮らす幸運を思う。

薪ストーブに火を入れた後、再び布団に潜り込み、テレビが伝える各地の雪の様子を見聞きしていたが、いつの間にかうとうとしていた。
1時間程そうしていたのだろうか。やがて、キッチンの方から聞こえてくる物音で目を覚ました。

寝床から起き出し、リビングに行き「おはよう」と女房どのに声を掛けると「おはよう。きれいよ!」と庭を望むキッチン横の窓に顔を向けた後、笑顔で応えてくれた。

朝食後、表に出てみた。所によっては膝下まである丈の長靴がすっぽり埋もれてしまうほどの積雪だった。測ってみると30㎝ばかりあった。

子供や犬のように、喜び駆け回る程のことはなかったものの、ときめきを覚えながら、敷地内を歩き回った。
大自然の創り出す造形と色模様に、女房どの同様、心を動かさずにはいられなかった。

大雪で思い出すのは、佐賀県の佐里温泉へ出かけた際のことだ。女房どのと、すぐにその話になった。
調べてみると14年前の出来事になる。その顛末の一部を「佐里温泉雪騒動」と題して、このブログに記している。

今日も、忘れられない1日となることだろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする