今日も蒸し暑い。

紅葉する前に枯れてしまう葉っぱも目に付くようになってきた。


ため息をつきながら帰宅して雑誌を広げた。
カハクへ特別展を見に行ったのだけど、チケットはいただいたものだったから埋め合わせにショップでmilsilを買ってきた。
milsilはカハクが発行する科学雑誌。自然と科学の情報誌ミルシル。

薄いけど内容は実に充実している。
私は特に工作コーナーが好き。私の技量では一度もまともに完成したことはないのだけど。
ま。

読んでいたら、ほお!?!
「タバコは異科の植物とも接ぎ木できる!」。

接ぎ木は2000年も前から行われてきたけど、接ぎ木ができるのは同種か近縁の種に限られるとされてきた。
故人の恥を晒すようだけど、私の父方の祖父は接ぎ木実験をしまくっていた。そして何一つまともに出来たものはなかった。ナシの実はちっとも大きくならず、カキの実は上半分渋くて下半分甘く、花は枯れ、という具合だった。
それが、タバコはなんと38科73種の被子植物と接ぎ木できるというのだ。
今のタバコに対する風当たりはスーパー台風並みだ。愛煙家は高い税金を負担し国庫収入に貢献した上に迫害されるというマゾかいな状態。
この世からタバコという植物が消える日も近いんじゃないかと思っていたのだけど、いやはやそんなに凄い色んな可能性を秘めた性質があったんだ。

そしたら、海洋研究開発機構と北大と広大と九大の共同研究で、黄砂が海の生態系を育んでいるという結果が出てきたとの報道があった。
海洋プランクトンの必須微量栄養素である鉄の主要供給源の4割が黄砂などにより大気を介して海洋表層にもたらされているという。
黄砂は暮らしや健康に悪影響を与える。来ないで欲しいというか、来るな!
でも、黄砂も地球沸騰をおさえるシステムのひとつだったようだ。
何が正しくて何が間違ってるなんて、ヒトのつくる社会以外には、もしかして無いのかもしれない・・・
今宵は月がよくみえる。
昨日は雲やら雨やらだったんだけど。
