黄金町バザール2021-サイドバイサイドの作り方-。
会期は10月1日~10月31日。
下流部の大岡川はお世辞にも綺麗な川とは言えないけど、こんこんと湧水が湧く。
今ではピンとこないけど、開港したばかりの頃の横浜は長い航海に耐えられる良質で豊富な湧水があり、積み込まれた湧水は世界を旅した。
Studio YUSUIへ。
水辺荘。
「大岡川流域リサーチ-横浜のまちなかを有機的に繋ぐ川・建築・生活」:2021年:ポスター・写真・映像。
学園祭の研究発表を思わせるような展示なのだけど、見入ってしまう。
第二次世界大戦敗戦後売春街になるまでは、大岡川沿いのこのあたりは廻船問屋が建ち並んでいた水運の街だったのだ。
更に時は流れ高度経済成長期。水の都というとあのドブ川wwwとかつてを知る人たちは呆れるけど、横浜の運河はことごとく埋め立てられたか暗渠になった。
ま。
いづれにしても、太古より人の暮らしは水辺にあると大岡川は教えてくれるてるようだ。
Studio YUSUI裏。
東地雄一郎。
「よりよきエヴィデンス」:2021年:エポキシ樹脂にアクリルケースで保護。
写真というメディアの持つ特性の表層をなぞるような手法を用いて制作するという東地の今回の展示は作品の保存に焦点をあてたという。
stutadio wo。
「無題」:2021:エポキシ樹脂。
東地との共同作業は、真っ白な空間。
99.9%の作品は陽炎のように忘却の彼方へと消えていくものだけど、一瞬の記憶。
旭橋にも何かはためく。
肥後守の風を運ぶ犬。
ぶっちゃけアートというのは何が何だかよくわからないことも事実だ。
肥後は訪れる人たちがアートに親しむきっかけになればとはためかせた。
横浜にも関東大震災復興橋梁がある。
国施工が37橋。横浜市施工が141橋。このうち現存しているのは40橋。
旭橋もそのひとつ。親柱は当時のまま。