黄金町バザール2021-サイドバイサイドの作り方-。
会期は10月1日~10月31日。
山本アパートへ。
山本千愛。
「round trip-Outside」:2021年:12フィートの木材・スケッチ・ビデオ・インクジェットプリント・温湿布袋にメモ。
「repetition-Inside」:2021年:12フィートの木材・ビデオ。
山本は、長い棒を持ってひたすらに歩き人々や都市と交流しながら作品を制作してきた。
だけど、今回の疫病で、本人もどこまでもどこまでもとはいかなくなったし、街も息をひそめた。
ある意味ドキュメンタリーな作品。
ジョリーン・モク。
「Fortunately、or not」:2021年。
ジョリーン・モクも移動のアーティストだったけど、疫病で様々な制限がかかる。
郵便と宅配を利用してモクが今滞在する場所とここををつなぐ。
エヴァ・ユウ。
「Signal Before the Curtains Are Drawn」:2021年。水彩・中性紙・ポスター。
曼荼羅のように語りかけてくる大岡川をめぐる物語。
このアパートの天井にはいつからかわからないけどずっとポスターが貼られている。
毎年毎年アーティストは変わる。
このアパートもいつまであるのかわからない。
このポスターだけが実在の証のような気もするが不思議な女神。
どういうわけだか山本アパートを出る時だけ空を見上げてしまうのだ。