富士山・大山・大雄山の『カタトコマイリ』が、気になる。富士山と大山はわかるが、大雄山がそこに入るのがよくわからない。
大雄山最乗寺様は、今は曹洞宗の永平寺様・総持寺様に次ぐ大きなお寺様だ。
が、それは新しいことで、どうみても元々は山岳信仰だ。おまけに、ネットで検索しても、出てこない。かなり古い資料だから県の土木部が50選を選定するにあたり、どんな資料を参考にしたのかもわからない。
無論、土用のうなぎみたいにクリエーターがいて地域経済振興のために講を勧誘したのかもはしれないが。
暇ついでに、地図に○を付けてみる。
これって・・・古代足柄道???もしかして。
そうだ。箱根越えの一番古い道は、確か足柄の関所越えではなかったな・・・
乙女峠から箱根外輪山を越えて仙石原に下り、宮城野から再び外輪山の明神ヶ岳を越え、坂本(関本)に下ったといわれてる。いつからこの名称がつかわれたかはわからぬが、現在の地名でいくと、俵石から明神ヶ岳の中腹を縫って宮城野に至る道が碓氷道で中間の峠が碓氷峠。
碓氷峠といえば、長野県・国道18号線。古東山道だ。以前道路関係の方とお話した時も、え?箱根ですか?長野じゃなくて?で???だった。この共通の峠の名前もきになるが。ま。
古代の地形がどうなっていて古代の人々の持つテクノロジーがどのようなものであったかはわからない。わからないが、この碓氷道が当時では最良のルートであったのは間違いないだろう。
その後、足柄峠を越えるルートとなった。碓氷道は、箱根外輪山を二度越える上に遠回りだったからとされてる。
・・・・・
古代からの記憶?
なんだろうか?
今でも、最乗寺様から明神ヶ岳へのハイキングコースがある。
最乗寺様にある井戸が気になる。鉱業のテイストがする。
最乗寺様境内にある三面殿の前にある石の塊が気になる。清めの水場となってるが。三面大黒尊天は、箱根・矢倉沢・飯沢の三神を一躰に刻んだ尊像という。
石の塊そのものはたぶんかなり新しい。威儀具といっていいかもしれない。が、その意匠が気になる。まるで溶岩石とか鉱石のようだ。
あのあたりで溶岩とか鉱石といえば、富士山と箱根山だ・・・
いったい・・・古代に何があったのだろうか?
明神ヶ岳から関本に下る尾根筋にある猿山には奈良時代の祭祀の遺跡が発見されたというが、これは、裏付けがないようだ。猿山とは、今の広町。猿山林道の工事中になにか遺跡の痕跡のようなのにあたり、特に出土品等はなかったけど、地元に伝承があったようだ。
・・・・・
古代の記憶が、講という形で残ったのか?
だとしたら、なにを伝えたかったのだろうか?
おばさんの妄想は果てしなく広がるのです。
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