この間、カハクの特別展を見終えて日本館の3F南翼でなんとなく動画をみていた。
地球もまた生また時から活動を終える日まで動く。
大陸も島も火山もサンゴ礁もみんなプレートに乗って動いていく。
そうだった。
伊豆半島も丹沢山地も火山島が本州に衝突して今のかたちになっている。
丹沢山地は伊豆弧の丹沢火山島として生まれ、フィリピン海プレートの移動に乗って600~500万年前に本州弧に衝突し、更に100万年前の伊豆島の衝突により急激に隆起した。
そうしてこれからもガンガンと衝突してくるのだ。
伊豆大島も本州に向かっている。
昨日は買い出しついでに國學院大學博物館へ。
國學院大學博物館特別展。
伊豆半島ユネスコ世界ジオパーク認定5周年「三嶋の神のモノガタリ-焼き出された伊豆の島々-」。
会期は9月23日~11月19日。
衝突してできたということはたぶん知る由もない古代の人々であるけど、火山帯の恩恵を享受する一方で重なる噴火や地震は恐怖と驚愕であったことは想像にかたくない。
古代の人々はそれを「神業」とみなした。
國學院大學の地道な三嶋信仰の研究から色々なことが見えてくる。
三嶋大社さまが坐す地は約2900年前の富士山大崩壊の土石流堆積物の上。
自然の脅威より恩恵の方が多い土地であったのだろう。
畏れを持ち敬虔に強かに。
道場から出たら、寒い。
ようやく、秋。
ついあまりの暑さやらなにやらに心が振り回されそうになった夏だった。
儚い砂粒な私だってダイナミックなうねりの確かな一員なんだとつぶやいてみる。