昼前カメラを持って出発。以前から予定していた、大津市の園城寺へ走る。そんな寺の名前、聞いたことないと言われそうだが通称、三井寺の事。一般にはこちらの方が通用している。
大昔、行ったことがあるみたい。と言うのも、モノクロ写真が残っていて、とにかく行ったことがあるようだ。但し、自分にはその記憶がない。誰と何のために行ったのか、どうにも思い出せない。
車で1号線まで出て、浜大津から少し北に上がって全行程約21㎞。1時間かかった。渋滞がなければもうちょっと早いと思うけど、逢坂山を越える1号線は、山間の非常に狭い所で、京阪電車の京津線も走っていて、国道は片側1車線で、どうしても渋滞してしまう。途中コンビニでおにぎりを買って、三井寺の駐車場で昼食。
炎天下、カメラ2台を持って回る。境内はずいぶん広い。しかも山麓にあって石段を上ったり降りたり、ほんましんどい。
大津市にあるということで、応仁の乱の影響を受けておらず、昔からの伽藍がほとんど残っており、国宝や重要文化財の建物ばかり。なかなか壮観。画像の建物は、金堂が国宝で、後は一部を除き、大半が重要文化財指定。
園城寺はもともと、その前身のお寺が飛鳥時代に建てられたらしい。天智天皇の関わりがある。その後、歴史上の有名人物たちが様々な形で関わり、寺も荒廃したり盛り返したり、幾多の隆盛を経て、不死の寺とも言われる。
仏像などの国宝、重文も多く、その多くは秘仏として滅多に公開されない。公開されている多くの仏像は、すぐ間近で見られたが、鎌倉や平安時代のものも多く、なぜか文化財指定がされてない。寺の人に聞いてみると、文化財の申請をしてないらしい。もし申請すれば、かなり多くのものが重要文化財に多分なるだろうし、それはそれでいいかもしれないけど、そのかわり管理が大変なことになって、多額の経費もかかるということで、申請していないという。
以前も同じような話を、京都のお寺で聞いたことがある。こう見てくると、多分全国には、そういう事情で、貴重な仏像等が何の文化財指定も受けずに、眠っているものも多いんだと思う。
国宝の金堂に入ると、この中に本尊の弥勒菩薩像が厨子の中に収められているという。しかし、この弥勒菩薩像はなんと、天智天皇の時代以来、一度も扉が開けられたことがないという。つまり飛鳥時代の頃から千数百年にわたって、誰も見たことがないし、もちろん写真もない。たまたまツアーガイドらしき人が、そのことをツアー客に説明をしていたけども、そういう事情なので、この厨子の中に本当に弥勒菩薩像があるのかどうかさえ、不明だという。大昔からの伝えによって、この中に収められていて、災禍があったときには、扉を開けずに厨子を持ち出して逃げたという。まぁなんともすごい話だと思う。
境内の一番高いところに出ると、琵琶湖がよく展望できる。晴天もあってか、多くのヨットが見えた。遙か彼方に伊吹山も見える。
日曜とあって、そこそこ観光客は来ていたが、京都や奈良に比して、賑わいはあまりない。外国人も一人だけ来ていた。修学旅行生は皆無。駐車場も広いし、駅からも近い。素晴らしい文化財を多数有するだけに、何か寂しい。やはり地味過ぎるのだろうか。もっと宣伝しても、と思うが。
一通り境内を回るのに2時間かかった。またもや足がくたくた。心肺のほうは特にどうって事はないが、足だけはやっぱりしんどい。
帰宅して改めてネットで調べてみると、なんとまぁ見過ごしてしまった国宝の建物がいくつかあった。なんちゅうこっちゃ。1時間で行けるとはいえども、まぁしばらくは遠慮しとく。ここは紅葉の名所でもあるので、秋に行った時にでも、改めて撮ろうと思う。
三井寺、なかなか見所があってよかった。満足。
大昔、行ったことがあるみたい。と言うのも、モノクロ写真が残っていて、とにかく行ったことがあるようだ。但し、自分にはその記憶がない。誰と何のために行ったのか、どうにも思い出せない。
車で1号線まで出て、浜大津から少し北に上がって全行程約21㎞。1時間かかった。渋滞がなければもうちょっと早いと思うけど、逢坂山を越える1号線は、山間の非常に狭い所で、京阪電車の京津線も走っていて、国道は片側1車線で、どうしても渋滞してしまう。途中コンビニでおにぎりを買って、三井寺の駐車場で昼食。
炎天下、カメラ2台を持って回る。境内はずいぶん広い。しかも山麓にあって石段を上ったり降りたり、ほんましんどい。
大津市にあるということで、応仁の乱の影響を受けておらず、昔からの伽藍がほとんど残っており、国宝や重要文化財の建物ばかり。なかなか壮観。画像の建物は、金堂が国宝で、後は一部を除き、大半が重要文化財指定。
園城寺はもともと、その前身のお寺が飛鳥時代に建てられたらしい。天智天皇の関わりがある。その後、歴史上の有名人物たちが様々な形で関わり、寺も荒廃したり盛り返したり、幾多の隆盛を経て、不死の寺とも言われる。
仏像などの国宝、重文も多く、その多くは秘仏として滅多に公開されない。公開されている多くの仏像は、すぐ間近で見られたが、鎌倉や平安時代のものも多く、なぜか文化財指定がされてない。寺の人に聞いてみると、文化財の申請をしてないらしい。もし申請すれば、かなり多くのものが重要文化財に多分なるだろうし、それはそれでいいかもしれないけど、そのかわり管理が大変なことになって、多額の経費もかかるということで、申請していないという。
以前も同じような話を、京都のお寺で聞いたことがある。こう見てくると、多分全国には、そういう事情で、貴重な仏像等が何の文化財指定も受けずに、眠っているものも多いんだと思う。
国宝の金堂に入ると、この中に本尊の弥勒菩薩像が厨子の中に収められているという。しかし、この弥勒菩薩像はなんと、天智天皇の時代以来、一度も扉が開けられたことがないという。つまり飛鳥時代の頃から千数百年にわたって、誰も見たことがないし、もちろん写真もない。たまたまツアーガイドらしき人が、そのことをツアー客に説明をしていたけども、そういう事情なので、この厨子の中に本当に弥勒菩薩像があるのかどうかさえ、不明だという。大昔からの伝えによって、この中に収められていて、災禍があったときには、扉を開けずに厨子を持ち出して逃げたという。まぁなんともすごい話だと思う。
境内の一番高いところに出ると、琵琶湖がよく展望できる。晴天もあってか、多くのヨットが見えた。遙か彼方に伊吹山も見える。
日曜とあって、そこそこ観光客は来ていたが、京都や奈良に比して、賑わいはあまりない。外国人も一人だけ来ていた。修学旅行生は皆無。駐車場も広いし、駅からも近い。素晴らしい文化財を多数有するだけに、何か寂しい。やはり地味過ぎるのだろうか。もっと宣伝しても、と思うが。
一通り境内を回るのに2時間かかった。またもや足がくたくた。心肺のほうは特にどうって事はないが、足だけはやっぱりしんどい。
帰宅して改めてネットで調べてみると、なんとまぁ見過ごしてしまった国宝の建物がいくつかあった。なんちゅうこっちゃ。1時間で行けるとはいえども、まぁしばらくは遠慮しとく。ここは紅葉の名所でもあるので、秋に行った時にでも、改めて撮ろうと思う。
三井寺、なかなか見所があってよかった。満足。