『帰依帰命(きえきみょう)』とは、
辞書によると、『帰依』とは神仏を信仰してその威徳(いとく)にすがる事。
『帰命(梵語ナマスの訳・音写は南無)』とは、身命を投げ出して仏の教えに従う事です。
帰命=帰依と辞書にあることから、帰依もナマスが元か。
せっかくの漢訳ですから、解釈してみましょう。
神が依(よ)り憑(つ)く依り代(よりしろ)に、
帰順(きじゅ)んする事を『帰依』といい、帰依は原因です。
『帰命』とは、神の分け御霊の命を無事に神霊界(天国)に帰還させ成仏する事です。
「帰還.命.神霊界」が『帰命』であり、帰命は結果です。
つまり、帰依・帰命(きえきみょう)とは、
ナマス(南無)!徹底帰依し絶対帰命致します!との
神仏に対しての誓願(せいがん)と理解します。
インドの挨拶の『ナマステ』は、言霊学の解釈は、
ナ(拿)・アマ(天)・アワス・(合わす)・テ(手・三)となり、漢訳の帰依・帰命になりますね。