今日の出来事

茅ヶ崎市に住んでいます。会社は平塚市にあり、毎日歩いて通勤しています。日常のいろいろな出来事を載せてみたいと思います。

消えたわけではない

2007年05月31日 08時29分04秒 | Weblog
今、5000万件もの年金が消えたり、宙に浮いたりしていると、国会やマスコミで大騒ぎしている。その本質は何か?この5000万件は「だれかの年金手帳に載っているが、オンライン上のその人の基礎年金番号に統合されていない年金番号」のことです。平成9年に基礎年金番号が出来るまで、年金番号は2億件ありました。なぜ、人口よりも多い年金番号があったかといえば、それまでは仕事が変わるたびに新しい年金番号がついたからなのです。勤め先が変わったり、国民年金と厚生年金を行き来したとき、国民年金の人が他の市町村に変わったときに新たな番号がついたのです。平成9年に基礎年金番号が導入されたときに新しく1億件の基礎年金番号が導入され、それまでの2億件の年金番号を、この新しい1億件の番号に統合されることになったのです。基礎年金番号以前の2億件の年金番号の統合は、それぞれ個人の年金手帳に自分の過去の年金番号が記載されているので年金手帳をなくしたりしない限り、全て把握出来るのです。5000万件とは統合されていないものなのです。そのうち2200万件は60歳未満の人たちの年金手帳に載っているこうした年金番号の数だから年金を受けるときに年金手帳の年金番号は基礎年金番号に統合される数です。残りの2800万件は、すでに年金を受ける年齢に達したと思われる人の番号です。可能性としては、対象者が年金受給開始前に亡くなって、年金手帳による統合を行っていないもの、対象者が年金の受給資格がないため、年金の裁定がおこなわれていない(そのため年金手帳による統合がおこなわれていない)ものが大部分だろうと推定される。しかし、この中には、なくしてしまった年金手帳に載っていた年金番号もあるだろうし、氏名、生年月日などが違っていて統合できなかったものもあるはずだ。だから、今回、2800万件の統合されていない年金番号の氏名、生年月日、性別を今、年金を受給している3000万人の氏名、生年月日、性別と照らし合わせて、ひょっとすると漏れている可能性がありそうな人に通知を出すことになったとのこと。だから5000万件は消えたわけでないのです。昨日の党首討論で民主党の小沢党首は国民から申請が会ったら何でもいいから全て認めろとの発言をしましたが、無茶な話です。年金を全く納めなかった人が申請した場合でも認めるのですかね?

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