前回は「ありがとう」を毎日唱えることで、雑念を取り払い、頭をニュートラルに戻す方法を紹介しました。
今回は、前回も少し触れた
感謝日記
の書き方の詳細です。
1日の終わりにまとめてでもいいですし、都度でも構いませんが、その日にあった感謝したい事柄を5〜10個書きます。
書いた後に、各項目を口に出して読み「ありがとう」と締めくくります。
やってみるとわかりますが、5個は割とすんなり書けてしまうのですが、10個となると、普段「当たり前」にやってもらっていること、「当然」できている、やっていると思うことにも感謝することになります。
例えば
家族の誰かが家事、仕事、育児を頑張ってくれていること
配送業者の方が荷物を配達してくれたこと
仕事で上司や同僚が助けてくれたこと
家族が元気でいてくれること
友人が声をかけてきてくれること
人に関わるところでもこれだけ出てきます。
更に注意深く日々を観察すれば
蛇口をひねれば良質な水がいつでも好きなだけ出てくること
雨風凌げる家に住んでいること
毎日ご飯が食べられること
今朝も元気に目覚めたこと
このレベルまで感謝することになります。
最初は「感謝日記」を埋めるためだけの「作業」としか感じないかもしれません。
しかし、一度意識しだすと、なるほど確かにそれを望んでも得られない人がこの世界にはたくさんいて、自分は恵まれているのだと実感するようになります。
蛇口をひねった水ですら、沸かしても飲み水として使えない地域がある
電気が安定して供給されない地域がある
働きたくても仕事がなく、その日の食糧もままならない人たちがいる
学校がなくて勉強したくてもできない子供たちがいる
何一つ当然ではないとわかった時に、自分たちがいかに恵まれているかわかります。日本で住んでいられること自体奇跡だと思うでしょう。
この恵まれているのだと自覚することが、「今の自分が満ち足りた幸せな存在である」という認識につながります。
約2週間足らずでその効果を実感できると思います。
ここがスタートラインです
悪いものを引き寄せないように気分を良くして良いことだけ考えていようというのは、無意識レベルで悪いことを考えてしまう初期段階ではかなり無理があるでしょう。
自分が今置かれている環境で満ち足りていると感じなければ、願いは全て渇望になってしまいます。足りないと感じながら願えば、足りない状況が更に引き寄せられてしまうのです。
私もこのステップを飛ばして、いきなり引き寄せの3ステップに入ったので、叶わないどころか全く逆のことを無意識に引き寄せていました。
当然人生は良くなるはずもなく、最終的には引き寄せなんてインチキだと吐き捨ててしまったのです。
そうなってしまわないように
まずは頭をマイナスから(プラスではなく)
ゼロに戻す。それからゆっくりと感謝の念を通して、「今幸せである」「満ち足りている」という気持ちをゆっくり心に満たしていく。それが良い波動を宇宙に届け、正しい引き寄せができる近道だと思います。
次からは、多くの人が悩み苦しんでいる自己肯定感について考えていきたいと思います。
最後まで読んで下さり、誠にありがとうございます
※ 「感謝日記」については心理カウンセラー・masaさんの「1日3分 願いが叶う超感謝ノート」などの解説本なども出ていますので、書き方の参考にされてはいかがでしょうか。