本日もマインドフルネスの実践を以下テキストにてやっていきます。
マインドフルネスとは、普段無意識のうちにできていることに意識を向け、「今ここ」に集中するという理論です。
著者は次のように述べています。
マインドフルネスを学ぶことは、人生において特に重要です。
近代的心理学の父、ウィリアム・ジェイムズも以下のように述べています。
さまよう注意を自発的に繰り返し引き戻す能力は、分別や人格、意志の根源にほかならない。
それなしでは、いかなる者も自分の主人とは言えない。この能力を育む教育は卓越した教育だろう。
それた注意を自分で戻す能力は必須ということですね。
前回は座った状態で瞑想をすることを学びました。
夜寝る前や朝に瞑想を行うことで、思考をニュートラルに保つことができるというものです。
今回は、日常生活の中でもできる瞑想を実践していきます。
座って行う瞑想は、雑念などでそれた意識を快でも不快でもない呼吸に集中するというものでした。
これができるようになると、いつでもどこでもマインドフルネス瞑想はできるようになります。
なぜなら、呼吸はいつでもどこでもできるからです。
いつでもどこでも呼吸に意識を向けられるようになると、今度は様々なものへと応用できるようになります。
日常生活でできるマインドフルネス
マインドフルな状態とは、「日々ご飯が食べられること」「毎日健康であること」「歩いて移動できること」など快でも不快でもない当たり前のことに関して喜びに感じるということです。
すると1日のうち圧倒的に快である状態が多くを占めることになります。
この状態で本当に喜ばしい状況が来れば、さらに一段階上の快を感じるということになります。
例えば、日常の食事で快を感じるようにしていれば、高級料理を食べた時の快のレベルは飛躍的に高まります。
このようにマインドフルネス瞑想を基礎練習として日々行なうことにより、日常生活にも範囲が広げることができるようになります。
どんな場合でも評価や判断とは縁のない心で一瞬一瞬に注意を全て向け、注意がそれ出す度にただそっと元に戻すということです。
歩行瞑想
歩行瞑想とは、文字通り歩いた状態で行う瞑想です。座ってやる瞑想と同等の効果が得られる上、動きながら目を開けた状態でできるということでいつでも取り入れることができます。
ちなみに、マインドフルネスの瞑想トレーニングでは、座った状態の瞑想と歩行瞑想を交互に繰り返すそうです。
歩行瞑想は以下の手順でやっていきます。
⒈ じっと立ち、体に注意を向けます。床や地面についている足にかかる圧力を意識します。
⒉ 一歩踏み出します。この時に注意しながら片足を上げ、その足を前に進めしっかりと下ろし、体重をその足に移します。
※足を上げる時に「上げている、上げている、上げている」と心の中で繰り返し、足を前に進めるときに「動いている、動いている、動いている」と心の中で繰り返すとやりやすいようです。
⒊ 何歩か歩いた後、止まって向きを変えます。この時に少し間を置いて、立っている姿勢にある自分の体に注意を払います。
※「立っている、立っている、立っている」と心の中で繰り返し、向きを変える時には「向きを変えている、向きを変えている、向きを変えている」と心の中で繰り返します。
向きを変えたら再び手順1へ戻り、歩き出します。
要は歩く動作の一つ一つに意識を集中するということですね。
歩行瞑想の際、呼吸と合わせるのも良いとのことです。つまり、足を上げるときに息を吸い込み、一歩を踏み出し足を下ろすときには吐き出します。
タイミングと意識を合わせていくとより効果が高いようです。
主治医と相談して毎日のルーティンにウォーキングを取り入れましたので、こちらの歩行瞑想を早速やっていきたいと思います。
ちなみに何もウォーキングでなくとも、家の中を移動したりトイレに立つ際などごく短距離の歩行でもこれは効果があるようです。
実際に私自身が、ウォーキングと言ってもごく短い時間しかできないのでこれはありがたいですね。
このようにマインドフルネスはどの動作でも可能ですので、取り入れられる場面があれば積極的に取り入れていきたいところです。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございました。
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