現在、マインドフルネスの実践をしておりますが、それというのも全て感情をゼロからプラスへ持っていくためです。
つまり、ネガティブな感情が生まれたら即座にその内容を吟味し、咀嚼することにより物事の考え方や見方をいい方向へ変える訓練です。
アンガーマネジメントの基本に「怒りの感情が沸き起こったら深呼吸して6秒間待つ」という方法がありますが、同様にマインドフルネスでも、呼吸に集中するだけでこのネガティブな感情が膨らむのを抑え込むことができます。
具体的にはこのようにします。
ネガティブな感情を確認する → 意識を呼吸へ向ける → ネガティブな感情が再度湧いてくる → 意識を再度呼吸へ向ける
この繰り返しにより、ネガティブが拡がっていくことを防ぎます。心が落ち着いたらなぜネガティブな感情が浮かんでくるのか自分の話をよく聞いてあげます。
一旦受け止めてあげて「こういう良い面もあるよ」とか「こういう風に見てみるとムカつかないんじゃない?」と丁寧に対話してやるとやがて感情がゼロにリセットされます。
こうしてようやくゼロに戻した後、美味しいコーヒーを飲んだり、アロマを炊いてみたり、好きな本を読む、好きな音楽を聴く、お風呂に入ってゆっくりすることでプラスへ転じていきます。
やがて「幸せだなぁ」と感じられたら、ネガティブからポジティブへの転換が完了です。
いかにネガティブから「幸せだなぁ」という感情に持っていけるかということですが、この「幸せだなぁ」と感じるこの感情こそが引き寄せでは大事になってきます。
年収800万円を超えると幸福度が変わらなくなるという話をご存知でしょうか。以下サイトより引用します。
2015年にノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のアンガス・ディートン教授は、年収と幸福度の関係について興味深い研究結果を発表しています。
この研究によると、年収が7.5万ドル(約800万円)を超えるとそれ以降は、年収と幸福度の相関があまり見られないというのです。この研究結果をかみ砕いて説明すると、年収800万円までは年収が上がるに従い幸福度が上昇しますが、それ以降は年収が増えても幸福度はあまり変わらないということになります。
日本でも内閣府が2019年に実施した「満足度・生活の質に関する調査(第1次報告書)」でも、年収1,000万円以上2,000万円未満の幸福度は6.52で、年収700万円以上1,000万円未満と比べて0.28しか差がないのです。
また、記事ではこのような結果も示されています。
年収1億円以上の人の幸福度はなんと、年収700万円以上1,000万円未満の人の幸福度よりも低いことが明らかになりました。
億万長者になると同じ水準で遊べる友人がいなくなるなど説明がされていますが、これは裏を返せば、どの生活レベルにもポジティブとネガティブな面があるということです。
これは以前の記事でも書いた物事の見方に過ぎないということと繋がります。
例え億万長者になったとしても、ポジティブな面ばかりではないということですね。
どのレベルにいたとしても同じだけのポジティブとネガティブがあるとすれば、今ここで幸せになるのも、未来で幸せになることもさほど変わらないことになります。
そうであるならば、今ここで幸せになった方が良いでしょう。
幸せは過去にも未来にもありません。
「幸せは今、ここにある」のです。
どんなに過去に幸せだったとしても、それを思い出している今の感情と、過去の幸せな感情はイコールではありません。あくまでも過去のある一点で「今」幸せだと思った感情に過ぎません。
また、未来を想って幸せだと感じたとしても、それは「今」の感情です。
「今ここ」で幸せと感じられるよう、マインドフルネスによって全ての感情をリセットし、常にゼロから快にしていきたいものです。
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