月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(104) 紫電改(紫電二一型)

2016-05-23 05:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機(104) 紫電改(紫電二一型) 

紫電改は、川西航空機が水上戦闘機『烈風』をベースに、中島の2000馬力級の『誉二一型』エンジンを搭載して、昭和20年(1945)1月に制式化された戦闘機だ。

<紫電(N1K2-J)『紫電改』>スペック
全幅 11.99m
全長  9.35m
全高  3.96m
エンジン  中島 誉二一型 空冷星形複列18気筒 1990馬力
自 重  2710kg 
全備重量 4800kg
最大速度 596km/h
航続力  2392km
武装  20mm機銃×4挺
    携行弾数内側各200発、外側各250発
乗員 1名
生産機数 415機

三菱が進めていた零戦の後継機『烈風』や局地戦闘機『雷電』の開発が遅れていた海軍に、川西航空機は水上戦闘機 強風ををベースにした局地戦闘機の開発を提案し、受理されたのが『紫電一一型』。

紫電は開発を急ぐため、できる限り強風の設計を応用し、空戦フラップを採用した。
しかし中島の誉エンジンの不調や、主翼が中翼であるがために二段伸縮式主脚が採用されたため、トラブルが絶えなかった。

そこで、主翼を低翼単葉に変え、翼内に20mm機銃を左右各2挺ずつ装備し、武装を強化したのが紫電二一型『紫電改』だ。

防弾設備も、キャノピーの前面ガラスは、6cmもの厚さがある防弾ガラス、防弾タンク、炭酸ガスを噴射する自動消火装置と零戦にくらべかなり充実し、無線電話電話機も標準装備された。

待望の紫電改は、松山の第三四三海軍航空隊に優先的に配備された。
そして昭和20年(1945)3月19日
三四三空”剣部隊”は、紫電改56機、紫電7機で、米軍艦載機160機もの大軍を迎え撃った。

結果は、58機もの米軍機を撃墜撃破!
はからずも、日本軍の最後の大戦果となったのであります。


零式艦上戦闘機(105) 紫電改 菅野機と杉田機 につづく~
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