月乃和熊(ツキノワグマ)のささやき

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零式艦上戦闘機(115) 六二型(A6M7)

2016-11-13 05:00:00 | 航空機・船舶(軍艦・機)
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零式艦上戦闘機(115) 六二型(A6M7)

零式艦上戦闘機六二型は、陸攻など爆撃機の攻撃力不足を補うために開発された戦闘爆撃機だ。

<零戦六二型スペック>
エンジン:中島栄 三一甲型 空冷複列14気筒 1130馬力
     過給機 遠心式スーパーチャージャー1段2速
全  幅:11m
全  長:9.05m
全  高:3.509m
自  重:2,155kg
全備重量:3,150kg
最大速度:543km/h
航続力 :2,190km+全力30分
武  装:20mm機銃×2
     13mm機銃×3  (携行弾数各350発)
     7.7mm機銃×1  (携行弾数各150発) 
爆  弾:250kg×1もしくは500kg×1
生産数 :158機(推定)

慢性的な攻撃機の不足を補うために、零戦二一型などを改良して爆装させた機体を、マリアナ海戦などから暫定的に投入してきたが、これを標準装備したものが六二型だ。

機体の腹の下に250キロ爆弾を搭載し、増槽は両翼にぶら下げた。

昭和20年(1945)2月から実験機扱いのまま生産が開始され、水メタノール噴射機構を持ったエンジンを搭載した機体は六三型。

ちなみに、エンジンを金星に換装した機体は、五四型と呼ばれた。

武装は強化され、両翼の内側に20mm機銃、外側に13mm機銃を装備。
機首に13mm機銃、と7.7mm機銃を装備した。

五二型以降は、防弾装備も充実しているので、フロントガラスは防弾ガラスを装備し、座席には防弾板を装備していたと思われる。

これだけの装備が追加されたため、五二型に比べ自重で約300キロ、全備重量で約500キロ程度重くなった。

だが、生産数も少なく戦果も明らかでないまま、終戦を迎えるのでした。


零式艦上戦闘機(116) につづく~
前の記事 零式艦上戦闘機(114) 呉の六二型 2016-10-21

零戦52型の雄姿フォトアルバムをご覧あれ!!


<関連記事>
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