高知 きたむら動物病院blog

四国高知にて2009年1月に開院いたしました動物病院のブログです。

(追記あり)これから混み合う時期です。院内感染症対策について。

2020-03-23 00:06:42 | 病院について
3月、年度末になってきまして、例年通り狂犬病予防接種の
ワンちゃんが多くご来院される時期になりました。

待合室も混み合う時期ですので、現在大きな心配事であり
関心事でもある新型コロナウイルス感染症対策に関して
書いておきます。

現時点では、高知においては感染者の発生はあったものの、
その後の増加も無く、今のところ陰性確認後退院された方が
多い状況ですので・・・油断はできませんが、異常な感染の
爆発という事態にまで至る可能性は(あくまで現時点では)
低いとは思いますが・・・

いずれにしても、新型コロナでなくとも、普通の風邪や
インフルエンザでも同様の基本的な感染症対策はするに
越したことはないということで、飼い主さん用には
待合室に速乾性手指消毒剤を以前より配置しております。

待合室が混み合っている状況の場合、屋外やお車での
待機が可能な方は、そちらのほうが良いと思います。
(呼び出しブザーをお渡ししていますが、約100m以上
距離が離れてしまうとエラーで鳴ってしまいます・・・)


院内の日常の対策においては、ある程度の警戒と緊張は
必要なものの、基本的な、これまで通りの診療時の頻繁な
手洗いや、清掃の徹底を継続して、特段の追加の対応と
いうことはしておりません。

当院はもともと、ウイルスまで有効な「ビルコンS」「AP水」
を用いて日常の清掃や洗浄をしております。

特に「AP水」は、刺激性が無く、日常の診察毎の清掃消毒
のみならず、ワンちゃん猫さんの傷や化膿などの処置や
洗浄にも日常的に使用しています。


消毒剤「ビルコンS」

中性電解水「AP水生成器」



感染症の性質や動向を把握し、
「正しく怖がり、必要な警戒をする」
ことが肝要だと私は思います。

言いかえると、必要な警戒は必要ですが、必要な
事は十分に行い、メンタルや生活の質をできるだけ
落とさず、できるだけリスクの低い楽しみを
見つけてやっていくことがこれから当面の間、
もしかしたら年の単位で続くであろう、
新型コロナウイルス感染症との付き合い方に
なるかもしれません。

現在の情報によると、ワクチンの開発も1年~1年半後に
なるとの見通しですし、感染者が爆発しないように
するためには基本は自宅待機ですが、現実的には
生活もありメンタルの調子を整える必要もありますので、
人との距離が確保できて屋外で遊ぶことは問題に
ならない可能性が高いでしょうし、人が密集しない
飲食や遊びは気をつけながら楽しむ、といったこと
だろうと思います。
(密室、密集、密接の3条件を回避する。)

もちろん、体調に異変がある方、高齢の方、持病をお持ちの方はこれまで通り、最大限の対策が必要です。
動物病院に動物をお連れになられるのも、これらの方は今は極力避けたほうが無難かもしれません。


※これは2020年3月22日時点での私見です。今後の
情勢状況により、考えが変わることはあり得ますが、
今後感染が大きくならないことを祈りつつ、現在の
考えを書きました。

追記
4月1日現在、高知県内には20名の新型コロナウイルス感染症の
患者が発生したと報道にありました。

この人数は、他県と比較し多い傾向にあるため、高知県に
おいては新型コロナウイルス感染症に対する警戒レベルを
上げる必要があると判断しています。



高知 きたむら動物病院
犬と猫の一般診療・内科・皮膚科・内分泌・理学療法
高知県高知市北川添24-27 088-880-5123
休診日 水曜日 日曜日 祝日
受付時間 
月・火・木  9:00-11:45 15:00-18:45
金      9:00-11:45 17:00-18:45
土      9:00-11:45 14:00-17:45



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