高知 きたむら動物病院blog

四国高知にて2009年1月に開院いたしました動物病院のブログです。

季節の変わり目

2017-10-06 00:36:34 | 獣医のつぶやき
ついこの間まで熱中症が、と言ってたような気がしますが
もう肌寒くなってきました。
先週から、珍しくすこし風邪をひいてしまいました。

「季節の変わり目」のあるあるかもしれません。
ワンちゃん猫さんも、季節の変わり目は「自律神経の乱れ」など
の影響が考えられ、体調を崩す子がいます。


当院は、定休のほか、稀に予定した臨時休診を頂くことは
ありますが、2009年1月に開業して以来、私の体調不良や病気、
怪我などで休んだことは1度もありません。

32歳で開業したので、まだ元気はつらつ時代でした。
開業していろいろあって元気が落ちた時期もあったんですが、
まあそれでもなんとか今までめげずに続けられています。
今年でもう41なります。それなりに元気をキープするように
はしていますが・・・・。

「日本人の平均年齢」という統計があり、2015年では
推定46歳だそうです。
そう考えると、41でもまだ若手感があるかもしれませんね。

私の横須賀のお師匠は60台前半、藤沢の大師匠は90歳を
超えておりますので、自分の感覚としてはまだひよっこ感が
ありますが、獣医になってもう15年目、開業して9年目で、
ひよっことは言っていられないかもしれませんが、初心は
忘れないようにしたいものです。

さて、10月は9日(月)が祝日でお休みです。
その他は予定通りです。

動物病院の仕事は、子犬・子猫の時代から、老犬・老猫まで
トータルに「見守り」、最後の「見送る」時間まで、お付き合い
する仕事です。

人間のお医者さんや歯医者さんなどでは、「診療科目」によって
「見送る」までのお付き合いは存在しませんし、同じ人間相手
ですと寿命も同じです。それはそれで、我々には想像のつかない
大変さがあることでしょう。

犬や猫は、我々の後から生まれて先に行きます。
我々が成長したり老いたりしてる間に抜かれてしまいます。

ですので、その動物を見た最初から、私は最後まで「見送る」
お手伝いをすることが仕事の本質であると考えていますし、
その中で、動物に発生している、治療で取り除ける苦痛は取り除く、
緩和できる症状は緩和する、完治が目標でない病気は、
できるだけ上手にお付き合いする、そういうことに重点を置いています。

我々の考える、動物を大切に扱うことが、飼い主さんにとっても
お互い理解できる内容であることが、一番大切で、我々の考える
方法と、飼い主さんが思い描いている方法が食い違っていたり、
絵に描いた餅であったりするミスマッチが生じると、仕事として
うまくいかないですし、時と場合により、当院ではないどこかのほうが
飼い主さんが満足することもあるでしょう。実際、そういった話を
することもあります。

ですが、当院の考え方に触れて、その後も継続して御来院して
頂いている多くの飼い主さんは、動物を介して「どうしましょうか」
「こうしましょうか」「これはこういきましょうか」というような話を
しながら、「見送る」までの時間を共有できることが、実は何より
価値があるものだったりします。

当院がこういう考えに至ったのは、私が基本的に「内科、慢性疾患」
の勉強や治療を好んでやってきたので、独立開業して長くやっていると
どうしても日々の仕事はそういった分野のほうが多くなってくるのは
自然なことかもしれません。

犬や猫の内科、慢性疾患の仕事を今後もできるだけ息が長く続ける
ためには・・・自分が慢性疾患にならないようにするのが一番大事かも
しれません・・・40代、早いと身体にガタが来るお年頃、今後も
コンスタントに仕事が続けられるように、気をつけたいものです。


高知 きたむら動物病院
高知県高知市北川添24-27
088-880-5123
受付時間 
月・火・木  9:00-11:45 15:00-18:45
金     9:00-11:45 17:00-18:45
土      9:00-11:45 14:00-17:45

休診日 水曜日 日曜日 祝日
一般診療・犬と猫のアレルギー・皮膚病外来・内分泌外来


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする