北の大地とYAMAHAセロー

札幌在住です。北海道や日常のことを、のんびりアップしています。

2024年 映画館で観た「SF&アクション映画」

2025年02月12日 | 日記
 2024年の「SF&アクション映画」鑑賞記録を書きます。
1.『ゴールデンカムイ』
 北海道が舞台の大人気漫画の映画化。役者さんたちが頑張っていた。良いやつ悪いやつ大暴れ。家から遠くない所にある「北海道開拓の村」でのロケがかなり多かった。「ああ、ここは平取町だ」「真冬って設定だけど、時期的に三月上旬〜中旬だな」などと映画を観てから奥さんと盛り上がった。

2.『エクスペンダブルズ ニューブラッド』
スタローンやジェイソン・ステイサムらが主演の超娯楽映画シリーズ第4弾、期待して行ったのだが…個人的にシリーズ中一番面白くなかった。暴れまくる主人公たちだが、脚本とCGがひどい。これで終わるのは勘弁してくれ。

鑑賞前笑顔の私
エクスペンダブルズは「消耗品」の意味だが、映画を観た後、このゴミ箱は笑えなかったぞ。

3.『GODZILLA−1』
山崎監督と白組のゴジラ大暴れ!2023年11月に他の劇場で一度観たが、あまりの素晴らしさに次男と義弟を連れ再度鑑賞。2023年にできたばかりの「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」内にある「TOHOシネマズすすきの」の「轟音上映」へ。ズンズン腹に響く重低音なのに、とにかく音がクリア。1回目に観た劇場よりもセリフがしっかり聞こえて、より映画に集中できた。
「わだつみ作戦を開始する!」以降の場面は心が震えた!



ノルベサ

すすきのの入口と言えばこれだね。

4.『荒野の用心棒』5.『夕陽のガンマン』6.『続・夕陽のガンマン』
 主演クリント・イーストウッド、音楽エンニオ・モリコーネ、監督セルジオ・レオーネのマカロニ・ウエスタン傑作シリーズ。「サツゲキ」で鑑賞。マカロニガンマン大暴れ!荒野の用心棒を大画面で観るのは二回目だったが、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』は初の大スクリーン鑑賞。特に『続・夕陽のガンマン』は三時間半があっという間に感じられた。この映画以降、アクション映画に新たな流れが生まれた傑作、素晴らしかった。

チラシより

サツゲキに入る階段

7.『マッドマックス・フュリオサ』
イカれた映画(良い意味で)。フュリオサが悪い男たち相手に大暴れ!上映前に「面白くない」という声がかなりあったが、「いや観てもいないのに何でそんなのSNSに上げてんの!?」と疑問だった。大画面で観ると結構面白かったよ。
映画のチラシより

8.『侍タイムスリッパー』
現代にタイムスリップした侍の、笑って泣けてハラハラする、奇跡の自主制作映画。この映画に関わった全ての人に、もっともっと日が当たって欲しい!

以上2024年、劇場で観たSF&アクション映画でした。




北海道「じゃない方」観光のすすめ

2025年02月03日 | 日記
 1月末の北海道新聞に、「岩見沢に海外の旅行客がきている」という記事がありました。
 札幌市内はこの頃暖かい日が続き、雪が全然無い異常事態。札幌から遠くない岩見沢は、シーズン始めのドカ雪が残っていました。 
 そんな時期に海外の方たちが、雪のある岩見沢に続々とやって来たというのです。
 大きなツララや歩道脇に積み上がった雪の山等、北海道の日常風景を撮影したり、駅近くの空き地で雪遊びをし、市内で食事やお土産購入をしたそうです。
 テレビ局の取材も見ましたが、海外観光客が口々に「有名な所はとにかく人が多すぎてうんざりするから、SNSで情報交換をし、人が少なくてすてきな風景の場所を探して旅をしています」と答えていました。新聞ではこれを「(有名)じゃない方の旅」と表現していて、なるほどと思いました。
 一道民として多くの方に来道していただくのは本当にうれしいのですが、オーバーツーリズム問題があちらこちらでおきているのが現状です。 
 美瑛では有名な木や白樺並木を伐採せざるを得ない状況になっています。
 私は「じゃない方の旅」、おすすめです。一番混みそうな時期を少し避けるのも良いでしょう。
 レンタカー・マイカー・自転車・オートバイの旅では、超有名な場所は大変混雑するので、そういう時は主要道を一本外れたり、違うルートをぜひ走ってみてください。
 北海道は高速道路・高規格道路が延びたため、かつて交通量の多かった国道・道道が閑散としていることが多いです。こういう所に、北海道らしい風景がいっぱいあります。そのような風景を発見すると、「やった!」という気持ちになります。「自分が見つけた北海道の風景」、素敵な言葉じゃないですか。
 以下「じゃない方」の画像例
  
 朝ドラ・映画になった『すずらん』のロケ地に建つ「明日萌駅」。ロケ当時は大にぎわいでしたが、今はひっそりとしています。実は「恵比島駅」
という駅で、しかも本当の駅舎はこの建物の隣にある小さな小屋です。残念ながら廃線になってしまった留萌本線の一駅です。
 
 留萌本線にあった真布駅。この駅舎小屋、無事に冬を越して残るでしょうか。 
 
国道275号線を札幌から沼田町方面に走っていると、こんな風景は当たり前のようにあります。北竜町から日本海側増毛町に向かう道です。
 
 
 美瑛・富良野は有名な場所ではなくても印象的な風景に出会えます。農地等に無断に入らないよう、お互いに気をつけましょう。
 
 この標識は昨年初めて見ました。
 
 美唄の炭鉱跡地。ここに来るまでの道はとても良いです。ここでは産炭地の歴史がわかります。『山に眠るダイアモンド』、ですね。
 
 
 
 
 
 
 
 これらの風景は札幌から国道12号線を走り、滝川市にある風景です。国道脇に江部乙神社(笑う狛犬がある)があり、そこから少し(10キロほど。これは少しですよね?)車・バイクで走ったところにある「丸加高原展望台」というところです。
 こんな雄大な景色、1時間あまり、ほぼ一人で独占状態でした。私の他にはバイク1台、車が1台しか来ませんでしたから。 職場で話しても「どこですかそこ?」と知っている人は皆無。私は「へっへっへっ、穴場だ穴場」と一人ほくそ笑んでいました。こんな場所がたくさんあるのが北海道。
 というわけで、北海道で「じゃない方の」旅にも、ぜひ挑戦してみてくださいね。

 江部乙神社の笑う狛犬。なんと明治43年に奉納されたそうです。みんな大事に見守ってね。

 















『海底軍艦』「午前十時の映画祭」

2025年01月25日 | 日記
 先週の『妖星ゴラス』に引き続き、「午前十時の映画祭」『海底軍艦』を観に行きました。今回は義弟が一緒です。 
 映画のポスターより
 
 「海底軍艦」のタイトルが伊福部昭氏のテーマと共にドーンと現れて、「おおー!」。よくぞこんな綺麗な映像にしてくださいました。
 かつて栄華を誇ったムウ大陸が海底に沈んだものの、ムウ帝国人は生きており、最新の科学力を基にして、地球を征服しようとする。
 彼らの科学力になすすべもない地上の人間たちの最後の頼みの綱は、敗戦に抗った旧日本海軍軍人たちの建造した万能戦艦「轟天号」。ここにムウ帝国人対轟天号の戦いが始まる…と、懐かしい語調で解説しました。
 小さい頃テレビ放映で見たことがありましたが、案の定話は9割以上覚えていませんでした(^_^;) 
 でも歳をとってから観直すと、考えさせられることが多かったです。
 ①1963年公開作品なので、まさしく高度経済成長真っ只中の熱気を感じます。お話は「ええっ?」というところが多々あります。ぜひ御覧になって確認して欲しいです。
 ②敗戦を受け入れず、南方の孤島で轟天号を造り、再びアメリカと戦って勝とうと考える旧日本海軍の兵士たち。終戦からまだ15〜16年で作られているので、兵隊役の動きがリアルです。その姿を見ていると、「戦争では、このような姿の多くの日本兵が死んでいったんだな」と、複雑な気持ちになりました。1960年代〜1970年代は、戦後の痛みがまだまだ残る時代だったのを思い出しました。
 ③終戦後の世界情勢を受け入れ、ムウ帝国と戦う轟天号は海底を進み、ドリルで地中を進み、空も飛ぶ大活躍です。
 地中を進む時には艦橋部や翼が完全に本体に収納され、あの『サンダーバード』のジェットモグラの形になるのにびっくりしました!いや、違う、『サンダーバード』の方が製作が後なんですよね(イギリスでの放送は1965年〜66年)。日本の特撮映画すごい!円谷英二すごい!
 ④ムウ帝国がゆるいです。古代エジプト?っぽく、南方への憧れや未知のもの・奇異な物を見たいという、当時の庶民の目線で作られていましたね。帝国では空中電車とか作っているのに、その服装は何?と思ってしまう。帝国の民が踊る場面は、当時流行していた「歴史もの(『十戒』『ベン・ハー』『クレオパトラ』など)」の影響でしょう。でもなんだかバラけていてゆるく、ほのぼのしてます。「死神博士」天本英世さんの出番が多かったです。
 ⑤和平の道を与えた轟天号の艦長ですが、ムウ帝国の女王は拒否します。そして最後の戦い。ラストシーンに昔の映画ですから突然「終」の文字がバーン!と出てくるんですよね。年寄りの私は何とも言えない気分になったのですが、当時劇場で観た人たちはどう思ったのでしょうか?
 話の内容は違うけれど、このようなラストシーンから、『ウルトラセブン』の「ノンマルトの使者」のような話が誕生していったのかも…と思いました。

JAF MATEの表紙が可愛すぎる

2025年01月18日 | 日記
二日前に届いた『JAF MATE』の表紙を見て、
「か、かわいい…!」と声を上げてしまいました。
 それがこちらです。

 写真家の吉永勝啓さんが撮影されました。吉永さんは、
「シマエナガロケット」と呼んでいると本に書かれていますが、本当にその通りですね。
 シマエナガの目が「きりっ」としていて、それがまたかわいさ増し増し!
 吉永さんのシマエナガの写真集(これがまた可愛い写真ばかりで買ってます!)やカレンダーにほっこりしていましたが、この表紙もたまりません。切り取って額装して壁に飾ろうかな?


『妖星ゴラス』「午前十時の映画祭」観てきました

2025年01月13日 | 日記
 1月11日土曜日、シネマフロンティア札幌で「午前十時の映画祭14」『妖星ゴラス』(1962年公開)を鑑賞してきました。
 今回は元同僚の友人と久々に合流です。
東宝のポスターより
 
 小さい頃テレビで一度観たような気になっていましたが、全然知らない話でした。
 大スクリーンにタイトルが出てわくわく。
 俳優陣が豪華でした。池部良、志村喬、白川由美、水野久美、平田昭彦、佐原健二、西村晃など、錚々たるメンバーです。「死神博士」こと天本英世もちょい役で出てました。
 特技監督円谷英二、監督本多猪四郎で「おおー!」と心の中で叫びます。
 お話は『ゴラス』と命名された惑星が地球に衝突することが判明、人類が総力を挙げてその危機を回避するという壮大な話でした。
 現代では科学的な知識も変わったことが色々ありますが、当時のSFとしての面白さを堪能しました。 
 国連で色々もめるんですが、最終的に「そんなこと言っている場合じゃない、地球人の総力でこの危機を乗り越えるんだ!」と各国が真に大人の対応を開始、国連がちゃんと国連の機能を果たしている!現代の各国のリーダーたちよ、こうなれよ、ほんとに。
 また、自分が生まれた頃の日本の風景・風俗が面白かったですねえ。
 あと、「え、このジェット機って『ウルトラマン』の科特隊の○○○○じゃない?!」とか、「これ、『ウルトラQ』の○○○だよね?!」(これは正直出なくても良かったのではと思った。実際円谷英二は出したくなかったんだけれど、東宝の上の人にゴリ押しされたと後で知った)など、素直に驚いたりにこにこしてました。 
  
 次回は『海底軍艦』 
 
 今回ざっと見渡したところ、40人位の観客がいました。平均年齢は57歳くらいかな?
 次回の『海底軍艦』は弟と観に行きます。