大人になると、とりわけ外の顔を保っているシーンだと、上手く演じすぎててそれが普通になっていて、自分の脳みそまで騙しちゃってて、自分の本心がわからなくなってしまっている時がしばしばある。
よく聞く、「しんどい時に鏡に向かって笑いかけてみよう。そしたら脳みそが騙されてくれてほんとに楽しくなってくるから」と同じ原理かと。
でもね、「脳内に一瞬よぎる感情」を意識して感じ取ってみると、面白いんだよな〜これが。
「私、正直やん。」と思ってしまった。
はい、ここからは、恋する乙女に常につきまとう問題、「髪型と乙女心」の話です。
(ここで言う“乙女“とは「女子トイレ」の“女子”のような意味合いです。私は32歳になります分かっています。)
なんて大袈裟な振りをかましたけど、シンプルな話で。
ずっと前、頭皮が暑くていつもくくっている髪の毛をおろしていた時に、とある男性から
「…意外と髪の毛長いんですね。いいですね。僕、髪の毛長い女の人好きなんですよ」
って言われたかLINEきたかして。
その時は適当に愛想良く流したけど、私は、心の内で
「うわ、ショートにしたい。」
と呟いた自分の声を聞き逃さなかった…。
その経験以降私は、
「自分がその男性を異性としてどの程度好意を抱いているか、心を開いているか」
を測るのに、この
”髪型と乙女心の法則”
を使っている。
だってそうまでしないと自分のほんとの気持ちも見失いがちな人間だから!!
どうぞ「バカか」と呆れて下さい。
で、その法則をどう使うかやけど、現実社会で
「私どんな髪型が似合うと思いますか?!」
とか話題に出すのはただの鬱陶しい人なのでしません。
あくまで脳内で実行です。
さっきの例は分かりやすくて、↓の式に当てはまるよね。
「“その髪型が好き”と言われたら違う髪型にしたくなる」
=男性として生理的に受け付けない(言葉悪くてすみません)
こういう感じに、
「髪型についてこう言われたらどう感じるかな?」
てのをシミュレーションするの。
なんかしらその男性に好意を持っていたら、その男性が好きって言った髪型にしたくなるよね。
身近なひとを色々当てはめて考えてみたら楽しくって。(暇人)
やってみると、ほんっとーに何も感じない人もいるのよ!!
「…あの人に“ロングが好き”って言われても“よっしゃ”とも“うわっ”とも思わへん…。“ふーん”一択やな…。そうか、本当に異性としてこの人どうでもいいんや…!」
とか。
もちろん分かってますよ自分のこと棚に上げてますよいいじゃないですか脳内で遊んでるだけなんやから。
「“ねぇねぇ、女の人のどんな髪型が好き?”って聞きたくなる人」
=そりゃあ、“その人を好意的に思っている”からこ聞いちゃう質問でしょう。
好意的に見ている人の目には良く写りたいもんね。
でもね、ここまで色々シミュレーションして遊んで、
「じゃあ本当に大好きな人(片想いver.)がいるとして、その人と髪型についてどんな会話をするだろう、質問をするだろう、そしてどう感じるんだろう」
って考えてみたらね、
「……そんな話できへんわ…。」
という答えが出ました。すんなりと。
「“ショートが好き”って言われてショートにしたら良く見られたいのがバレバレやし、その気持ちが相手の負担になっちゃうかもしれへんし、でもショートが好きなんやったらこの長い髪の毛今すぐにでも切りたいし、あかん、どうしたって辛い…!」
と、八方塞がりになるのです。
(したい髪型せぇや…。と言ってやりたいところですが、恋する乙女にとっての“したい髪型”とは、“好きな人に少しでも可愛く思ってもらえる髪型”なのです。)
この「本命片想い」を“髪型と乙女心の法則”に当てはめたらどういう方程式が見えてくるのかと言うと、
「私って、あの人のことどう思ってるんやろ…」
って心に引っかかる人がいた場合、自分がその人に
「ねぇねぇ、女の人の髪型、どういうのが好き?」
って質問してるのを想像してみ?
想像してみて、
「あ〜〜無理無理無理!そんなん聞けへんよ!でも本心はめっちゃ知りたいって!その人の女の髪型の好み…!!」
って思ったら、それは本気の恋や。(ドヤ)
だから私は、自分の“したい髪型”が見えないまま美容室に行く。
いやだって、、やっぱり聞けへんよ!!!
(車編に続く!…のか?)