奇乃堂

爪の下のかさぶた

 私は足の小指に相当するところの爪の下が傷つくことが多い。両方とも、小指が当たるらしく薬指に当たる指にタコ?みたいなのができることもある。
 基本このあたりが弱い。
 一昨年、左の小指の爪の下が出血、かさぶたができて……爪が消えたという事態に怯えた。医者にかかって「問題なし。小指の爪は年を取るとなくなる人もいるから」と教わる。
 ようやく左の爪が安定してきた。
   × × ×
 右かっ!
 そうなのだ、去年の秋ごろ右の小指の爪の下に出血を発見した。
 かさぶたになると大体次のような感じになる。
 爪と皮膚の間にかさぶたができ圧迫するのでちょっと痛い……。
 でもまあ、人間じわじわなれるわけで何とかやり過ごす。ただ、側面の一部が爪厚くなり、巻づめではないけれどなんか嫌な雰囲気を漂わせてきた。痛みがないので様子を見る。
 爪きりでかさぶたが取れてきた。ちょっと深爪になるけれど、後々考えてかさぶた取れるならさっさととろうと画策し始める。いや、圧迫が減るほうがいいなという思いが強い。左のとき、結構あったから圧迫感。
 ある日、ほぼとれた。細かいのは爪との間にあるけれどいずれ。
 ここで再びはっとする。
 二枚爪になるんだっけ……これ。
 爪と皮膚の間にかさぶたがあった。それがなくなったので爪が浮いた状態。かといって切れる状態でもない。
 隙間がなくなって空気が当たるのか、圧迫がなくなり解放感か、ちょっとじわっと痛い気もした。
   × × ×
 一度医者にかかったおかげで、見守ることになった。
 さて、これも治ったころまた……とか? いやだいやだ~。ただ、ヒールや細い靴が原因というわけでもなさそうだ、この爪の下の傷。むふー。

今後ともよろしくでございます。

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