奇乃堂

ゲーム障害は病気という前にやるべきことある気がする

 ゲーム障害の原因は様々あると思う。だから、一律に定義したところで治療に当たる人が理解しているかによるのでは、と私も思う。SNS上でも「定義した人、本質わかっていない」「マスコミも意味をわかっていない」と言っている人がいるが私も同意する。
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 WHOの健康定義「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされていた状態にあることをいいます」とある。
 ゲーム障害の原因には「社会的問題があり、精神的に異常をきたす」ことがあるはずだ。むしろ多いのではないかと思ってしまう。現実に問題がなければ、ゲームにのめり込むことはないのではないか? ゲームにのめり込むのは「満たされないから」ということを考えて行かないとならない。
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 学校や会社で、勉強や仕事ができない、人間関係の問題やいじめなど、解決しづらい問題があるとする。その人がたまたまゲームを好きだったり、たまたま始めてそういた煩わしいことを考えなくてよく、感情移入できる状況、努力が報われる状況に心が満たされたら? ネットのおかげでユーザー同士のつながりもある。
 学校や会社を我慢していれば、家に帰れば楽しいことがあると最初は思うだろう。
 しかし、何も解決はされていない。本人はゲームを糧にしつつどうにかしようとあがくかもしれない。それで解決できればゲーム依存には陥らないだろう。適度な趣味で終わる。
 ただ、解決がなされないと、ゲームにのめり込む。のめり込んでいくと思考が固定される。固定されて、現実はどうでも良くなる。だって、自由がないんだから、努力が報われないんだから!
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 会社でゲームにのめり込んで来なくなった人もいた。その人がどういう経緯であったのか、定義通りの状況だったのかわからない。パチンコ依存症で来なかった人もいたし。それでも会社は立ち直らせようとしていた(んだよね、当時。周りも「パチンコに寄らないで帰れよ」と背中を押したし)。
 結局、ギャンブル依存症もゲーム障害も状況によってはそこに「ギャンブルがあるから」「ゲームがあるから」ではなく、「社会的問題があるから」発生するのではないの?
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 ゲーム障害・依存症については、新聞やネットで上がってくる物しか見ていない。実はもっと細かい内容であるのかもしれない。
 時間やお金に余裕があれば、違う趣味をもてるかもしれない。時間とお金に余裕があれば、考える力も生産性も上がるかもしれない。
 本人の意志も重要だけど、周囲の環境も非常に大きな影響があるということに気づいてほしい。
 健康って難しいね。

今後ともよろしくでございます。

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