「道明寺が食べたい。道明寺粉のをお母さんは食べたいと言っていたんだよね」
キツネのお母さんは「道明寺ぽくても道明寺粉使っていないのが多いのよ」と言っていたのです。それをキツネの坊やは覚えていました。
「デパートの地下のなら道明寺粉を使っているに違いないよね」
しかし、坊やのお財布の中にはそんなにお金がありません。
「そうだ、葉っぱでお金を作って、買えばいいんだ」
そして、キツネの坊やは富澤商店の前を離れ、葉っぱからお金を作り――。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3a/70/02a45939e9e27ece582a28a96be533c6_s.jpg)
って話じゃなく……なんか、こんな俗世にどっぷりな童話風ではなく、富澤商店で買ったのだ、道明寺な桜餅作るキット。
値段見て、個数見て、非常に悩んで、買った。いや、どう考えても食べすぎるコースでしょ。
でも、食べたい。
桜餅が食べたい。
去年もこれ見て悩んだ記憶がある。しかし、去年は全く作る気にならず。今年はなんとなく、食べたいし、作ってもいいかもというのに傾いた。
その結果、購入したのだ。
まあ、作るのは簡単。
私の馬鹿な話は一つ。
道明寺の餅部分、何グラムでやればいいんだ?
→餅部分が入っている器と同じものを秤に載せ、おおよそのグラムを出す。
→電卓電卓……。
→途中で10に割るだけじゃん、電卓さすがに要らないと引き返す。
もう一つは「手を水にぬらす」と言うのを甘く見てしまった。
餅部分が手にべったりついて、しまい、途中でもごもご、食べた。あんこも一個消費。
結果、出来上がりは10個ではなく9個に。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/63/26/d4001689b86e21967541478daa68d207_s.jpg)
もちもちでおいしい。
そして、食べきれない分が明日に回るのだが、固くなるのかもなーと思わなくはない。でも、仕方がない、食べられない10個は……うぷっ。
暫く「餅、もちー」と言わないと思う。