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12年5月・シンガポールと香港の旅(その13・チョアチューカンLRTに乗る)

前回から続く

さて次なる見物はChoa Chu Kang LRTです。
ここのLRTは開業した98年頃の鉄道ジャーナル誌にレポートが掲載されて、
私がシンガポールの鉄道に関心を寄せる1つのきっかけにもなった路線です
レポートによれば
「強制的なバスからLRTの移行で住民には不評で投書が複数新聞に載った」
「社会主義国のシンガポールでは政府に批判的な投書が複数載るのは珍しい」
のような記述があり、シンガポールが社会主義国だと意識する1つの材料にもなった路線です。



ラケット状+1駅分の枝線が出ている形状の路線。

こういったMRT駅から住宅地内を巡回するLRTはシンガポール内には他にもあるようですが、
このChoa Chu Kang のものが一番古いようです。



運転系統表のようなものもあり、
ServiceA:Choa Chu Kang から環状部を時計回りでChoa Chu Kang に戻る
ServiceB:Choa Chu Kang から環状部を反時計回りでChoa Chu Kan に戻る
の2系統があるとのこと(枝線部分に入るService Cは後述。ここには掲示されていなかったので)

駅番号もそれぞれ振ってあってChoa Chu Kang:BP1から順ですが、不思議なことに環状部分は反時計回りに付番されています。なので、ServiceAだと分岐駅BP6・Bukit panjangの次はBP13です。




MRT駅の横に併設されている形でLRT駅があります。
最大2両編成のようでホームは狭めな上に短い。ホームドアなしなのは写真を撮るには嬉しいですね。

LRTといっても日本で言うところの新交通システムのような形状。
ただ日本の国交省型新交通よりは気持ち車体が大き目カナ?という感も。
台北MRTの内湖・木柵線を1~2両にしたような印象です(こちらを参照

LRT=新型で低床の格好いい次世代路面電車。のような定義になっている日本では
低床どころか路面電車でもないこんなのはLRTではない
と反感をかいそうですね。



この時間帯は2~3分毎にServiceA・Bがそれぞれ1本おきに発車しているようです。
2両編成の列車も見かけたものの、私が乗る時にやって来たのは1両編成。
夕方の帰宅時間だからかめちゃ混みで満員発車状態
座れなかったものの前面の景色が良く見える場所に立つことが出来ました。

とりあえずServiceAに乗車することに。

MRTよりも加速が良くてよろけそうになりますが、なんとか手を伸ばして天井を押さえるような形で身体を支え・・。配線をメモに控えながらなので尚更に体勢が厳しい

しかしこういった観光客に縁が無さそうな住宅エリアで写真を撮りまくりながらウロウロしていると、不審者扱いされないか不安になってきますね。
ただ単に「変なひとがいるな~」ぐらいならいいですが「怪しい奴め!こちらで事情を詳しく聞こうか」みたいになったら困るので・・。
そうなった人の話を聞いた訳ではないですが、鉄道趣味があまり認知されていないお国柄、やはり派手に写真を撮ってると注意される。という話は聞くもので・・。



分岐駅のBukitPanjang
途中駅で降りる人はいるものの、なかなか空かないです。

駅の直前から平面交差で枝線らしき線路が分岐していましたが、すぐに大きな建物に吸い込まれていました。
他に車庫が見当たらなかったので、車庫もTen Mile Junctionにあるのかも?

ServiceAはここで左に。ポイントを渡る時はゆっくり~な走りです。



住宅地の中をぐんぐん走り抜けます。

それにしても緑が多くて綺麗ですね。日本のニュータウン地区よりもずっと自然が多くて住みやすそう。
この辺りは近くに自然保護地域があるらしく車窓から森のようなものが見えるところも。
割と簡素な駅設備といい千葉県のユーカリが丘線を思い出すような。

駅の様子も見たいので、とりあえずループを1周してしまう前に何処か適当な駅で降りてみよう。
ということで、そろそろ降りてみることに。路線図持っていないのでかなり適当



降りてみたら「BP16 Fajar」という駅です。中国語表記はまたまた当て字ですね。ふぁ~じゃ~



前後に1輪ずつ2軸車かのように小さいタイヤが付いています。
一見垢抜けなさそうな正面のデザインですが、
小さいタイヤといい良く見るとなかなか可愛いものですね。

この小さい車両がぐいぐい加速して走ったり、
カーブの手前で減速~徐行で通過~曲がりきったら再び加速。
のようにちょこちょこ(というには速い)走る姿は面白いですね。
Nゲージのジオラマで街を作って、色々分岐させて走らせたら楽しそうですね。
模型で欲しいな・・・。



住宅団地の中といった駅ですが、駅横にはちょっとしたフードセンターが。
折角なのでここで食事をしてみるのも良かったかも。



改札口の辺り
階段もそれほど広くなく駅自体は簡素です。
一応エレベータはありましたが・・・。


さて気になるのは枝線のTen Mile Junctionに行く運行系統。
どうやら掲示によれば、ServiceCと称してTen Mile Junctionから出発して時計回りにループを回り再びTen Mile Junctionに戻る運行系統になっているようです。



ホームにはServiceCの時刻表が掲出されていました。
これによればFajar駅では午前10時08分から20分間隔で夜22時48分までの運行。
朝は遅いけど夜は意外に遅い時間まで走っているという謎の運行ダイヤ。
少し待ってServiceCに乗ってみて・・・と言いたいところですが・・・

なんと別に2011年12月30日から月曜~金曜の16~21時
(Ten Mile Junction駅基準)は運転休止との掲示が。

今は水曜日の18時30分頃なので運転休止時間中。
なんで平日の夕方は運転休止なのか理由が分かりませんが・・・
混雑対策で車両を捻出する為なんでしょうか?

Ten Mile Junctionに行くのは無理そうなのでServiceAでくるっと戻るとします。
今度は2両編成の列車がやってきました。



車体の形状や大きさの割にしっかりとしてる感がある密着連結器のようなもので連結されています。



車内の様子。
車端部のフロントガラス前は座席ではないものの座れるようになっています。

2両編成なので多少は空き気味。
とはいえ、帰宅ラッシュとは逆方向のはずなのに途中駅から乗ってくる人も意外にいてそこそこの混雑に。

側窓は住宅近くでは曇りガラスになる。という話ですが、ずっと前面を見ていたのでわかりませんでした。
とはいえそこまで住宅に近接している場所は気が付かなかったですが・・・。

ちなみにシンガポールの定番観光地でもある「動物園」や「ナイトサファリ」はこの辺りのエリア
分岐駅のBukitPanjang辺りで降りてタクシーを捕まえてナイトサファリに・・・というのも、
時間的にちょうど良さそうですが今ひとつ気乗りがしないので、Choa Chu Kang 駅に戻るとします。

動物が嫌いなわけじゃないですが、どうも触手が動かないというかなんというか・・・
「暗くて見えないから止めとけキッコロ」と噂を聞いたというか。

ということでChoa Chu Kangに戻ってきました。
Fajarから約15分。1周通して乗ったとすると約30分
意外に路線規模がありますね。

配線は後で清書して公開したいと思います。

次回に続く

2012/6/9 12:34(JST)
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