原作がしっかりしていると、リメークは難しいだろう。旧作を知らない世代には、それなりに満足できると思うが。。。
昔っからのステーリーファンにとってはイマイチ。転換が荒っぽい。人物像が描き切れていない。主人公に成長がない。
荒野の7人を土壇にしているが、別物映画になっている。序盤から必要のない殺人が多すぎ。いじめるところまでは許容できるが、殺しすぎ。
死んだ方がマシな目に遭いながら、やむにやまれず弱者が反撃するところが映画のポイント。その当たりが脚本に乗り切ってない。
アクションはそれなりに迫力はあるが、ガトリング銃をそこから撃ってどうしてそこに当たるの言うこまかい突っ込みを入れたくなる。
黒人が主役、アジア人、ネイティブアメリカンと適当に人種を混ぜながら配置するのも今風。アジアが映画産業のお得意様になっているから。
7人が集まってくる経過が説明不足で、何で命まで掛けて助けないといけないのか?さっぱり分からない。七人の侍は、農民が主役、荒野の七人も同じ。新作は誰が主役なんだが分からない。
バンバン殺し合いをやってさぞ疲れているだろうに、銃撃戦が終わったら馬に乗ってスグ去って行く。
シェーンを真似ているのか?
悪役にも不満があるな。文句言っててもきりがないが、折角、言い役者が出ているだけに、もっとスリルがあって、子供たちとの交流や、村人との交流をしっかり描けば別の映画に生まれ変わったと思う。
名作を土台にするとヤッパ難しいは、、、
ネタがなくて困っているのが手に取るように分かる。
中国向けの太鼓持ち映画の方が面倒くさくないかもね。