14歳の少年は終戦の前年、信州の山里に預けられた。
疎開者にまで食料は回らない。「働かせてください」と見知らぬ農家に押しかけて
稲刈りを手伝わせてもらった。昼に少年が持参した少量の麦飯を見て農家の
お嫁さんだろう、その弁当箱をとりあげて豚小屋にあけた。
あっけにとられた少年にお嫁さん?は新米の白い飯をギュウ詰めにして弁当箱を
返して言った。「これは今食べてはダメ」と、
そして赤ん坊の頭ほどある握り飯を別に3つこしらえて、「さあお昼にしよう」 ・・
少年は流れる涙と一緒に握り飯をのみこんだ。。。
その少年とは18日に亡くなられた中村梅乃助さんです。
この記事を今朝の編集手帳を読んで、
今どき何でも食べられる時代に生まれて感謝と思いました。
あのようなすごい人でも、そういう時代に子供ながら苦労をされた
経験の持ち主ということがなんか不思議です・・・・・
ご冥福を祈ります
長男の梅雀さん とっても人情味のある役柄の俳優さんで大好きです。
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