疎開時代の苦労

2016-01-21 17:07:53 | Weblog

14歳の少年は終戦の前年、信州の山里に預けられた。

疎開者にまで食料は回らない。「働かせてください」と見知らぬ農家に押しかけて

稲刈りを手伝わせてもらった。昼に少年が持参した少量の麦飯を見て農家の

お嫁さんだろう、その弁当箱をとりあげて豚小屋にあけた。

あっけにとられた少年にお嫁さんは新米の白い飯をギュウ詰めにして弁当箱を

返して言った。「これは今食べてはダメ」と、

そして赤ん坊の頭ほどある握り飯を別に3つこしらえて、「さあお昼にしよう」 ・・

少年は流れる涙と一緒に握り飯をのみこんだ。。。

その少年とは18日に亡くなられた中村梅乃助さんです。

 

この記事を今朝の編集手帳を読んで、

今どき何でも食べられる時代に生まれて感謝と思いました。

あのようなすごい人でも、そういう時代に子供ながら苦労をされた

経験の持ち主ということがなんか不思議です・・・・・

ご冥福を祈ります

長男の梅雀さん とっても人情味のある役柄の俳優さんで大好きです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 突然の訃報 | トップ | この世とお別れです »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事