北海道全域が停電それからの小さな行動ニュース。
札幌市内が、突然真っ暗になった。
余震が続いて眠れぬ夜。USBで充電するLED電球を点けていた。
あたりは、黒とは違う、濃い紺色の世界となっていた。
窓を開けて夜空を見上げると､星がやけに明るく光っている。
こんな、光景を見たのはいつの頃だろうか。
まわりが真っ暗なので、幻想的な空が不気味なほど綺麗だった。
電気は復旧はしないらしい。
朝、非常用に保管してあるリュックの中からラジオ出して現在の状況を聴く。
一晩中、スマホからの情報を集めていたので、特に新しい情報はない。
画像情報は、スマホにDLしてあるアプリ「Abema TV」のニュース映像が役にたった。
古いマンション住まいだが、数年前の水道管取り替えで大規模修復工事をしたので、
個別に直接配管されているので、水の確保はできた。
従来であれば電気を使った汲み上げ方式で、このような時は完全に断水すると思うとぞっとする。
札幌市の水道の水圧が上がったこと。その修繕工事に伴い本管からの接続も耐震タイプの水道管にせているので安心だった。
数年前に札幌市の水を販売したときに、おまけでついて来た「非常用の６L袋」
一応、水は出ているがSNSやインターネットで断水するという風評が広がっている。（のちにデマとわかる）
信じがたいが、一応予備に用意しておく。
朝、会社の事務所はどうだろう！？
朝、早めに身支度をして会社の事務所へ行く。
モノが散乱していないかが心配だった。出社しても札幌全体が停電なのは知っている。
いくつかの物は床に落ちていたが、大きな問題はない。
事務所のある１階は、水も問題が無く出るようだ。
一通り事務所内を点検して、近くのセブンイレブンへ。
普段は電子マネーを使うが、今回は一応「現金」を持っていく。
駐車場は、車の出入りが激しい。
店内に入ると、選んで物を買う状態にはなかった。
飲料用の冷蔵庫に、僅かに残っていたペットボトル「１Lのコーヒー」を手に取りレジへ。
店内は停電状態でも、レジスターが動いていたので
電子マネーの「nanaco使えるの？」と聞く
と使えると言う。
さすがセブンイレブンと関心した。
店から戻る途中、色々なところで立ち話をしている。
５～６階建てのマンションの住人だ。
聞こえてくる言葉が「水が出ない」である。
古いマンションが建ち並ぶエリアでは、旧来の札幌の水道の仕様もあって、ほとんどが電気で汲み上げ式。
それで、近所にある公園の水道に列を作っている理由がわかった。
事務所のあるマンションは、１階以外は住居スペｰスである。
頻繁に車で往来する姿がある。
水をどこかで汲んでくるらしい。
事務所は、水はでているので、一応解放して近隣の人に開放した。
それでも、エレベーターも止まり、階段の往復なので不便なことは間違いない。
翌日、セブンイレブンで「銀行ATM」が動いているかを確かめに来店。
全く問題なく使えるようだったので入金をする。
このエリアは、昨日の午後１５時過ぎに停電が解消されていたので使えたのだと思う。
しかしながら、今度は店内に何もない。と言うよりも買う物がない。
インフラとして、今回の件で問題視された電子マネーが停電当日でも使えたのに。
日頃の用意として、USB電源がとれる非常用の電源装置が必要だと痛感した。
ソーラーで充電できるのは、何かのときに頼もしい。
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