自宅が住めなくなってからも、何度も通う必要があった。
地震当日は、花なんて水仙くらいしか咲いてなくて、これから咲くのは私の嫌いな椿ばかり。
自宅が崩れてからというもの、何度も足を運んでいるけれど、気がつけば、椿が咲いていた。
きれいだった。
こんなに無残な形になってしまった家とは対照的に、例年通りに、いつもらしく咲いている。
翌日はクロッキー帳と色鉛筆を持って、デッサンなど。
すごく落ち着いた。
椿はあっという間に枯れて落ちるので、花びらのはじも茶色くなっている。
なんだかそれらは、コクがあって私の好きなものだった。
地震当日は、花なんて水仙くらいしか咲いてなくて、これから咲くのは私の嫌いな椿ばかり。
自宅が崩れてからというもの、何度も足を運んでいるけれど、気がつけば、椿が咲いていた。
きれいだった。
こんなに無残な形になってしまった家とは対照的に、例年通りに、いつもらしく咲いている。
翌日はクロッキー帳と色鉛筆を持って、デッサンなど。
すごく落ち着いた。
椿はあっという間に枯れて落ちるので、花びらのはじも茶色くなっている。
なんだかそれらは、コクがあって私の好きなものだった。
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