キングセイコー、手巻き25石。
44系のムーブメントですが、
キャリバーナンバーの表記が無い希少な初代モデルです。
オーバーホールでお預かりいたしました。
バンドを取り外し、
裏ブタを開けて、機械をチェックします。
このキャリバーで特徴的な
秒規正レバーが折れているのを発見。
本来は下の画像のような形で機能する部品ですが、
もう一点、四番車に付く秒規正板も見当たりません。
ケースから機械を取り出すと同時に、
内部から四番車秒規正板は出てきました。
文字板を外してみると、
カンヌキ押エがオシドリと噛み合っていない状態でした。
ヒビが入り、折れていたのが原因でしたが、
当店ストックに貴重な純正部品の
カンヌキ押エが見つかりました。
輪列側を分解していきます。
香箱受にも石を配置した25石ならではの作り。
香箱は分解して、ゼンマイの古い油を洗浄します。
組み上がったムーブメント。
カンヌキ押エとオシドリもシッカリとかみ合い、
針合わせも確実に操作できるようになりました。
長年の使用でキズの入った風防は、
ポリッシュしてクリアに。
リューズ部分にこびり付いた汚れも、
きれいに取り除きます。
仕上がったムーブメントをケースに収め、
メダリオンの状態も良好な裏ブタを取り付けます。
秒針規正は出来なくなりましたが、
貴重なキングセイコー復活です。
雰囲気の良いメッシュバンドを元通りに取り付け、
完成!!
44系のムーブメントですが、
キャリバーナンバーの表記が無い希少な初代モデルです。
オーバーホールでお預かりいたしました。
バンドを取り外し、
裏ブタを開けて、機械をチェックします。
このキャリバーで特徴的な
秒規正レバーが折れているのを発見。
本来は下の画像のような形で機能する部品ですが、
もう一点、四番車に付く秒規正板も見当たりません。
ケースから機械を取り出すと同時に、
内部から四番車秒規正板は出てきました。
文字板を外してみると、
カンヌキ押エがオシドリと噛み合っていない状態でした。
ヒビが入り、折れていたのが原因でしたが、
当店ストックに貴重な純正部品の
カンヌキ押エが見つかりました。
輪列側を分解していきます。
香箱受にも石を配置した25石ならではの作り。
香箱は分解して、ゼンマイの古い油を洗浄します。
組み上がったムーブメント。
カンヌキ押エとオシドリもシッカリとかみ合い、
針合わせも確実に操作できるようになりました。
長年の使用でキズの入った風防は、
ポリッシュしてクリアに。
リューズ部分にこびり付いた汚れも、
きれいに取り除きます。
仕上がったムーブメントをケースに収め、
メダリオンの状態も良好な裏ブタを取り付けます。
秒針規正は出来なくなりましたが、
貴重なキングセイコー復活です。
雰囲気の良いメッシュバンドを元通りに取り付け、
完成!!