桑の実

康太郎の夕方の散歩は　見沼用水まで

最近夕方の散歩は　いつも近場で一回り
「もう　帰ってきたのか」と夫のきまった台詞で終わる

今日は　久し振りに足を伸ばして　見沼用水コース　
我が家から一番近い見沼用水は
休耕田が殆どで　５～６０CMの青々した草だらけ　
その中に　一本　用水縁の道に沿って　２ｍ位の木がはえている

自転車を止め　一人の紳士が　
その木の　赤い実を採っては　口に運んでいた　

「すみません　何とっているんですか？」
思い切って…そう　思い切って～～です　

紳士「桑の実ですよ」
「えっ　桑の実ですか？」ああ、繰り返し～他に言葉が～～
「そう言えば　昔食べたって聴いた事あります」
紳士「これは　野生の桑ですよ
　　　私は　養蚕の盛んな福島なんで　よく食べたんですよ」
会話しながらも　採っては口にしている
「甘いんですか？」
紳士「黒いのが甘いんですよ　赤いのはチョッと甘酸っぱいし」

手の届くところにあった　赤い実を食べてみた・・・甘酸っぱい　
黒いのを探し　もう一つ・・・ん～～　甘～～い　
紳士「養蚕用の桑の実は　モット大きいんですよ
　　　これは　鳥が運んで芽が出たんでしょうね」

人も動物も入れない程　草が生い茂っていて
それが　幸いなのか　
この草原には　沢山の野鳥がねぐらにしている
その鳥が種を運んだのか・・・

康太郎のおかげで　珍しい実を・・・ご馳走様
　　　　携帯で　カシャリ・・・