恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

話数が多くなった小説は順次、インデックスにまとめてます。

小説を検索しやすくするためインデックスを作りました

インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。

インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。

手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事


他にも順次インデックスを作ってます。インデックスで探してみてね。



サイトマップ






人気ブログランキングへ

茶倉譲二 続編第一話~その1

2015-07-10 08:07:43 | 吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二

吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
 

☆☆☆☆☆

茶倉譲二 続編第一話~その1

百花ちゃんとつき合い始めてから、3ヶ月が経った。


譲二「百花ちゃん、これ向こうのテーブルにお願い」

百花「はい。マスター、これ奥のお客さんの注文です」


今日は珍しくお客さんが入っていて忙しいが、百花ちゃんは手慣れた動きで注文をさばいてくれる。


譲二「ありがとう…」


俺はそんな百花ちゃんに見惚れそうになって、慌てて自分に活を入れた。


譲二「あ、これ、そっちのテーブルに出してもらえる?」

百花「はい!」

譲二「あれ? レジのところの花…」


いつの間にか生けられた花が変わってる。


百花「さっき、ハルくんのところで買ってきたんです」

百花「そろそろ変えた方がいいかなって」

譲二「うん、俺もそう思ってた」

百花「ホントですか?  よかった」


百花ちゃんがにっこり微笑んだ。

見つめ合う形になった俺達に、剛史がぽつりという。


剛史「…新妻っぽいな」

すかさず、りっちゃんが突っ込む。

理人「タケ兄、言い方がオジサンぽい」

理人「せめて新婚さんっぽいって言ってよ」

百花「新婚さん?」


百花ちゃんが不思議そうに振り向く。


理人「百花ちゃんとマスターのこと」

百花「え…っ!」

春樹「ハハッ! 佐々木なら、可愛い奥さんになるだろうね」


百花ちゃんの顔は朱に染まった。

タケがポツリと呟く。


剛史「これだけ分かり合ってお店切り盛りしてたら、新婚っていうより、長年連れ添ってる感じの方が近いか」


一護がムスッと言う。

一護「一緒に暮らしてんだから、何も言わなくても通じ合ってて当然だろ」

理人「いっちゃんの言い方、なんかやらしい」

一護「うるせーよ、エロガキ」

竜蔵「一緒に暮らす…新婚さん…」


一護とリっちゃんのやり取りを聞いていたリュウが騒ぎ出す。


竜蔵「た、たいへんだ!!」

騒ぐリュウをみんなはいつもの調子でなだめる。

そのみんなのやり取りに、俺は苦笑した。

それにしても…。

そっか…俺たちは夫婦っぽく見えるのか……。

うわぁ~、顔がニヤけてきた。


ニヤけ顔を隠すために、俺は厨房に篭って料理を作りはじめた。

その2へつづく