恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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またまた始まった…若い子との暮らし~その5

2015-07-29 09:24:27 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


☆☆☆☆☆

 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

☆☆☆☆☆
またまた始まった…若い子との暮らし~その5

〈譲二〉
 汐里ちゃんの部屋のドアをノックする。


譲二「汐里ちゃん、朝だよ。そろそろ起きて!」


 部屋をそっと覗く。


汐里「うーん。おはようのキスは?」

譲二「おはようのキスは無し。もう朝ご飯はできてるよ。俺も朝の仕事があるし、今起きないなら、朝ご飯は1人で食べてもらうよ」

汐里「わぁ! 起きる起きる」


 汐里ちゃんは慌てて飛び起きてパジャマを脱ぎ始めたので、すかさず俺は戸を閉めて廊下にでた。

 彼女と暮らしていると敏捷性を鍛えられてる気がする。


☆☆☆☆☆



 俺にやたら馴れ馴れしいことを除けば、彼女は働き者なので、とても助かっている。

 そろそろ給料も出すべきかと思ったりするが、人件費を捻出できるほど店は繁盛していないので、困りものだ。


 俺が朝の仕込みをしていると汐里ちゃんが声をかける。


汐里「マスター、店の掃除が終わりました」

譲二「あ、ありがとう。コーヒーを入れるから、少し休憩して」

汐里「やったー! マスターのコーヒー大好き」


 汐里ちゃんの大好きの後には必ず♥マークがついている気がする。

 彼女のためにカウンターの上にコーヒーカップをセットする。


汐里「マスターは一緒に飲まないの?」

譲二「俺は仕込みを片付けてしまうから…」

汐里「この頃、マスターは私のこと避けてるよね」

譲二「別に避けてないよ。いつも一緒にいるだろ?」

汐里「ううん。この前の熱いキス以来、私のことを避けてる」


彼女の強い視線に、思わず目を反らせた。


譲二「そのことはもう勘弁してよ…。俺も反省してるから…」

汐里「だって、とっても気持ちよかったんだもん」

譲二「ほらほら、朝からするような話題じゃないだろ…。俺は仕込みをするから…」

汐里ちゃんとのきわどい話題に耐えかねて、俺は厨房へと逃げ込んだ。

 

『またまた始まった…若い子との暮らし』おわり


またまた始まった…若い子との暮らし~その4

2015-07-29 08:02:10 | かなり年下の彼女

『年上の彼女』と同じ時期に書いたお話です。
ここでは、年下の子との恋愛というよりも、ちょっと手出しをするのは憚られる相手がいたとして、積極的な女の子のアプローチに譲二さんはどう対処するだろう? という興味で書き始めました。
吉恋のヒロインはそんなに積極的というわけではないですからね。女の子の方から抱きついてくるようだったら、どうするの? って。

この話はまだラストが確定してない…と言うか、途中で止まってます。
だけど、upするうちに続きの話も書けるようになるといいな…という希望的観測でupしていきます。


☆☆☆☆☆

 譲二ルート以外のどれかのルートの譲二さん。
 本編のヒロインは大学を卒業して就職、クロフネを出ている。

☆☆☆☆☆
またまた始まった…若い子との暮らし~その4

〈譲二〉
 汐里ちゃんとの毎日は楽しい。

女の子にチヤホヤしてもらうのは俺にとって初めての経験で、なかなかいいものだと思う。

 しかしねぇ、まるで子供なんだよね…。

俺としては、もう少し大人な女性の方が…。



☆☆☆☆☆

 汐里ちゃんと暮らし始めるにあたって、百花ちゃんとの経験から、若い女の子と一緒でも「まぁ、大丈夫だろう。

百花ちゃんにも手を出さなかったし…」と思った。


 しかし、それは大きな間違いだということに直ぐに気づいた。


 第一百花ちゃんは俺に迫ったり、突然抱きついたり、「マスター大好き!」などと叫んだりはしなかった。


 廊下に出たり、洗面所に入ったりするたびに飛びついて来るものが無いかどうか、確認しながら移動するのはなかなか疲れるものだ。

 それでも、そういうことが続くと人間なれるもので、小さな子供と暮らしているか小型犬でも飼っていると思うことにした。

 だから、彼女へのハグや額へのキスも俺にとっては挨拶代わりになっている。

 でも、気を緩めると彼女の女の部分に気づいたりするんだよね。

その5へつづく