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インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。
インデックス ハルルートの譲二…ハルくんルートの茶倉譲二の小説の検索のためのインデックス。
手書きイラスト インデックス…自分で描いた乙女ゲームキャラのイラスト記事
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今、ボーイフレンド(仮)では『守って、私の王子様』というナンパ男撃退のイベントをやってる。
倒すのはこの方々
いつもボイフレのことも記事にしようと思いつつ、他の乙女ゲームと違ってなかなか複雑なので、どこまで説明すべきか悩んでいるうちにイベントも終わり…ということを繰り返してる。
今回は鳴海くんの誕生日キュピを頑張ったので、ナンパ男撃退に必須のチアゼリーが大量に手に入り、またこのイベントの戦い方も前回から知ったこともあって、超絶ナンパ男の100連勝クリアをすることができた。
イベント後半から出てくる超絶ナンパ男はレベルが上がるごとに半端無く強くなっていく。
だから、連勝するにはコツがいる。
出会ったナンパ男を倒してしまうと次に会うのはレベルが1上がった状態になる。
だから、超絶に会った時はまず無視して進む。
ナンパ男は五体まで出現させることができるから、超絶ナンパ男は五体ずつ一緒に倒して行くことで、なるべく低レベルで連勝を続けることが出来る。
前回これで85連勝まで行ったけれど、ゼリーも助太刀も付きてしまい、連勝は途切れてしまった。
ちなみに、助太刀というのは後半の超絶撃退で、ナンパ三兄弟や強くん烈くんをリコーダーで呼んで戦ってもらうというもの。
誰に助太刀を頼めるかはルーレットで決まる。
ナンパ三兄弟では相手のHPを半分にでき、烈くんだと一撃で倒してくれる。
なので、もうどんなにしても叩けないというくらいの連勝後半に使うのが効果的。
だけど強くんだととっても弱いので全然役にたたない。
また、このラブリコーダーはイベント中10個しか集められない。
誰が出るかは運頼みで、今回も10回のうち烈くん、強くんが一回ずつで、後は全部三兄弟だった。
まあ、三兄弟がでてくれても相手のHPを半分にできるからずいぶん助かったけどね。
あと、このイベントにはSOSというのがあって、部員や友達、そこら辺にいた人なんかに助けてもらうことができる。
他人の応援はワンバンだけはグミの消費無しで叩ける。
このコンボを繋げていくことで攻撃力が5%→10%→20%へとupしていくので、強いナンパ男も倒すことができる。
だから、部によってはイベント中、レイドの時間を告知して部員同士で叩き合っているようだ。
うちの部は部対抗戦以外は特に協力活動もないまったりした部だから、そういうのは無いけどね。
今回、退部してそういう部に入った友達のレイドにワンバンで参加させてもらう機会があった。
5、6人くらいで11コンボ続いて攻撃力も20%。
撃退履歴をみたら本当に気持ちがいい決まり方をしてた。
そこまで行かなくても、数人でコンボを繋げることで、一人では大変な超絶ナンパ男をやっつけることが出来ると本当にうれしい。
さて、次回のレイドではこんなにゼリーは手に入れられないだろうから、連勝クリアは出来ないかもしれないが、そこそこ楽しめたらいいなと思う。
吉祥寺恋色デイズ 茶倉譲二の妄想小説。譲二ルート続編のお話を彼氏目線で眺めてみました。
ネタバレありです。
☆☆☆☆☆
茶倉譲二 続編第五話~その4
〈譲二〉
譲二「それに、じいさんの怪我も心配だけど…」
譲二「あのプライドの高い兄貴が、わざわざ自分から会いに来たのが気になるんだ」
譲二「今まで一度だって、自分から俺のところに来たことなんてなかった」
譲二「それだけグループが、切羽詰まった状況なのかもしれない…」
黙りこんだ百花ちゃんの気持ちを引き立てるように言った。
譲二「兄貴は、道楽でやってる喫茶店なんてさっさと閉めろって言うけど、俺は、道楽でやってるつもりはないからね」
百花「あの…」
譲二「うん?」
百花「私ができることって、限られてると思うんです」
百花「経営のこととか、吸収合併のこととか、ちんぷんかんぷんです」
百花ちゃんの可愛い唇から、難しい言葉が出て来て戸惑った。
譲二「ど、どうしたの? 急に…」
百花「でも、明里さんが私には私にしかできないことがあるって言ってたんです」
譲二「百花ちゃん、一体何を…」
百花「もっと私に甘えてください!」
譲二「…」
百花「私は譲二さんが寄りかかったぐらいじゃ、潰れませんし…わりと力持ちなんです!」
百花「譲二さんかは、私よりずっと大人で男の人だし…私が頼りないのはわかってます」
百花「でも、お店のことだったらお手伝い出来ますし、ご飯だって作れます!」
譲二「…うん」
百花「もっと、譲二さんの力になりたいんです」
百花「だから…譲二さんのしたいことをしてください」
譲二「百花ちゃん…」
百花「私も、おじいさんと同じ気持ちです」
百花「譲二さんが決めたことなら、どんなことだって」
真剣な百花ちゃんの言葉とその瞳に、俺は頭を殴られたような気がした。
今まで、百花ちゃんには「私を頼ってください」「力になりたい」と何度も言われてた。
だけど、10歳という年の差と俺のほうが彼女を守りたいという強い気持ちから、百花ちゃんがどんなに真剣な思いでその言葉を言っていたのか、分かっていなかった。
俺は……俺のほうが百花ちゃんに頼ってもいいんだ。
今まで、何もかも一人で頑張らないと、と思っていたけど、この不安な気持ちを彼女に慰めてもらっていいんだ。
そう考えると、百花ちゃんのことがますます愛おしくてたまらなくなった。
ココアのカップを片づけている百花ちゃんの肩にそっと手を置いた。
譲二「ありがとう…」
愛しい百花ちゃんが振り返る。
俺は愛らしい頬に手を添えると、そっと唇を重ねた。
譲二「頼むから…これ以上、オジサンを夢中にさせないでくれるかな」
キスの合間にそっと囁く。
譲二「離せなくなるだろ」
百花「譲二さん…」
惜しむように唇を離すと彼女をぎゅっと抱きしめた。
百花ちゃんのこと…最初はかわいいとしか思ってなかった。
だけど、この頃たまにふっと大人びた顔をするときがある。
それは大抵、俺が迷ったり悩んでる時なんだ。
譲二「百花ちゃんの優しさは、いつも俺を救ってくれる…」
譲二「初めてあった時から変わらず…今でも」
百花「そんな…」
譲二「甘えてほしいなんて言われたの、初めてだよ」
譲二「ありがとう、百花ちゃん…」
そして、もう一度、俺は彼女に思う存分甘えた。
彼女が怯えたり、苦しがったりしないよう、充分気をつけながらではあったけれど…。
5話終わり