東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

徹底的にホソミイトトンボ

2024年12月17日 | トンボ
気温が低くて飛べない午前中を中心に、ホソミイトトンボの越冬個体の徹底捜索を楽しんだ。

ホソミイトトンボ 雌(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
晩秋には例年以上に数多く見かけていたので、真剣に探せば10頭は確実に見つかるはず。
そう思っていたが、この土日の2日間で発見できたのは2頭のみ。そう容易くはない。。。

ホソミイトトンボ 雌(越冬型未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED+LEDライト
引き続き気温が低い午前中はとことん探そう。
ただ、この先の東京の天気はず〜っと晴れ予報!乾燥気味なのでそろそろ雨が欲しいところ。


撮影日:12月14、15日

師走のアキアカネとホソミイトトンボ

2024年12月10日 | トンボ
アキアカネ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
朝、まだ日影の場所でホソミイトトンボを探している時に見つけたアキアカネ。ここは午後から夕方まで陽当たりが良いので、日光浴をしながらそのまま翅を休めてしまったのだろう。いつもとは止まり方が違うのにも注目。気温が低い朝のアキアカネを含めたアカトンボの体色はくすんで見える気がする。

アキアカネ

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
減少傾向にある中、大人しい個体を発見。もう自ら指に止まってくれる時期は過ぎてしまったので、
静止している所の目の前にそっと指を差し出して半強制的にこの指止まれ!それでも止まってくれたらラッキー。たださっきまで静止していた地面とは様子が違うと感じたのか頻繁に複眼を動かしていた。

ホソミイトトンボ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
朝一番に見つけたホソミイトトンボ。以前よりもツル植物に擬態した越冬体勢になって来ている様子。
日中に活動するホソミイトトンボを探したが見つからない。他の昆虫を観察しながらだけれど、
2日間同じエリアを捜索して発見できたのはこの一頭のみ。また次の週末にとことん探してみたい。


午後の逆光によって輝くオギとヨシの穂

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
綺麗さっぱりに刈られている公園が多い中、初冬らしい景色を感じられる場所って大事だと思う。

撮影日:12月7日、8日

師走のミヤマアカネとリスアカネ

2024年12月05日 | トンボ
この日曜日は師走だと言うのに季節外れの南風が吹いていた。

ミヤマアカネ

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
陽当たりが良い細流の消波ブロックで縄張りを見せていたオス。近寄っても逃げないナイスな性格で、
翅には欠損も無く素晴らしく美しい真っ赤なアカトンボらしい姿を見せてくれた。

リスアカネ

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED

リスアカネ(交尾)

Nikon D810+Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
最低気温が一桁台なのでそろそろ終盤かな~...

撮影日:12月1日

師走の越冬トンボ

2024年12月04日 | トンボ
何時もより早めに到着すると見渡す限り下草が露で覆われていたので、
陽射しが届く前のオツネントンボの様子が観たいと思い姿を探した。すると...

オツネントンボ

周辺の植物と同化するように露に覆われて翅を休めている様子。※画像をクリック拡大して見て欲しい。

オツネントンボ


オツネントンボ

直ぐ近くにオスも発見。少しづつ陽射しが届き始めた時の様子。日中に訪れると飛び回っているので、それが見られ無くなった時に果たして見つける事が出来るのか?その頃、再び探しに訪れたい。
次はホソミオツネントンボの越冬場所に訪れ姿を探した。すると...

ホソミオツネントンボ


ホソミオツネントンボ


ホソミオツネントンボ

ホソミオツネントンボは枝に成り切るスタイル。
今回、オスは発見ならず。気温が上昇して来たところでアカトンボの観察に向かった...

全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:12月1日

初冬のホソミイトトンボ

2024年12月02日 | トンボ
先週末の午後にホソミイトトンボが群れで静止している素晴らしいポイントを発見した。

ホソミイトトンボ(2オス越冬型未成熟)


ホソミイトトンボ(2オス1メス 越冬型未成熟)


ホソミイトトンボ(上オス下メス 奥にも1頭 越冬型未成熟)


ホソミイトトンボ(右オス左メス 越冬型未成熟)

再びこの週末に訪れて観ると残念ながらもぬけの殻。周辺部をいくら探しても皆無...
いったい何処に行くのか謎だけれど、日中は気温が高いので移動しなくなるのはまだまだ先。


ホソミイトトンボ 雄(越冬型未成熟)

これは別のポイントを捜索して発見したオス。越冬モードのホソミイトトンボを見つけ出す捜索ポイントは、日照条件に関係なく林縁のツル植物や垂直に垂れ下がる体型と似た細い枝に例がある。この個体は午後には消えていた。初冬のホソミイトトンボは暖かい日中に摂食活動等を行い気温が下がると活動を休止する一時的な越冬モードを観せてくれている時で、今から動向をチェックしていれば真冬の極寒の日の発見に繋がるかも知れない。

全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

撮影日:11月23日、24日、30日