東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

ため池のハンター

2012年05月09日 | クモ
5日は見送っていたクロスジギンヤンマとヨツボシトンボの羽化を狙おうと、早朝から丘陵地にある ため池へと訪れた。
例年だと羽化は終盤期でありギリギリかといった時期。しかし、各種の羽化を観察、撮影している様子から読んで今年はまだ間に合いそうな気がした。
到着して池を覗くと前日辺りに羽化を行ったと思われるクロスジギンヤンマとヨツボシトンボの羽化殻が幾つか見られ、やはりギリギリいけるかいけないかといった雰囲気。ハズすのを覚悟で腰を据え、池畔にてしばらくお地蔵さんの振りをする事にした。ヤゴ達は僕の存在に気づきながら羽化のタイミングを計っているに違いない。しかし、1時間が経過し、池全体が陽射しに包まれたものの何も起こらず。そのタイミングでお地蔵さんのフリも我慢の限界に…上がって来ようとしているヤゴが居ないかガマの茎の水面直下あたりを喰い入るように探してみる。すると目に飛び込んで来たのは...

オタマジャクシを捕らえたスジブトハシリグモ

D300s+AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED+SB+600

水中に潜むヤゴを探している最中、まるでドジョウの呼吸を見ているかの如く順番に次々水面へと浮上して口呼吸をし沈下して行くオタマジャクシの群泳が観察できていたが、まさかそのオタマジャクシを捕らえているとは素晴らしいハンターである。呼吸する為、口を水面へと出した時に出る微波動からオタマジャクシの位置を知り仕留めたのだろうか?次回は仕留めるその瞬間を見たい。

撮影日:5月5日

撮影地:東京都多摩西部

よくばり

2010年09月01日 | クモ

大きなコガネグモの巣に、なんと3頭ものセミが掛かったいた!


しかし、獲物に糸を巻きつける事なく何故か巣の中心にいる!おかしいな?と思い観察を続けると突然、2頭のセミが暴れ出した!するとクモは巣の外へ逃げてしまった。。。

そうそう、子供の頃にわざとクモの巣にバッタやトンボを引っ掛けて遊んだ事を思い出した。始めはクモも好反応を示すが何度も繰り返し巣に掛けると不思議に思うのか?反応しなくなってしまう事があった。

自分よりも大きな獲物が掛かるとビックリして逃げてしまう事もある。


果たしてこのコガネグモは全てのセミを食べたのだろうか?



D700+AF-S VR Micro Nikkor ED 105mmF2.8G(IF)+SB600



撮影地:東京都

ジョロウグモ

2009年12月30日 | クモ
購入したGYOROME-8を早速試しにフィールドへ出かけました。
今時期でも少なからず残っているジョロウグモを被写体に選び撮影してみました。

RICOH GX200+GYOROME-8

めいいっぱいズームしても周囲の黒い部分(ケラレ)が出てしまいますが迫力があるジョロウグモが撮れました。
良い画質で撮影できるように改良していきたいと思います。


Sigma 15mm F2.8 EX DG Diagonal Fisheye
さてこのジョロウグモは年越しジョロウグモとして観察できるのでしょうか?
気になるところでもあります。


撮影地:区内