人に少し甘えること・・・

私の生徒さんの中で、一番年上の方

いつも書かせていただいていますが、目がご不自由になられてから
歌のレッスンを始められました。

最初は、見えにくいといいながら
まだ、大きな文字で書いたものは見えていたそうです。


お忙しいので、いろいろ体を酷使し、神経を使い
どんどん視界が狭くなっていかれたようです。

何年かレッスンしていて、大きな自主コンサートも
何度もこなされて、あちこちで歌ったりされていますが

最近は、どんどん見えなくなってしまわれたのに
自分でできることは自分でやらないと
気が済まない・・・

と言いながら、外に出かけて、物にぶつかったり
ころんだり、物を落としたり・・・


昨日は、転んだところが親水公園の歩道だったそうで
ずぶぬれになられたそうです。

若輩者の私が言うのは本当に申し訳ないのですが

「○○先生にしか出来ないことは、絶対やっていただかなければ
ならないのですが、他の方に助けて頂くことは
サボっていることにはなりませんので
少し、他の方にも甘えて、手伝って頂かれた方がいいと思います」


これまで、なんでも自分でやってこられた方ですので
私も生徒さんなのですが、〇○先生と呼ばせて頂いています。

楽出来るところは少し楽させて頂いて
少しでも長くやりたいことを続けられるように
考え方を変えてみられては？

というお話をさせていただきました。

やりたい気持ちはいっぱいなのに
体の面でどうにもならないことがある悔しさ

ずっと見させて頂いただけに、悔しさ・残念さが伝わってきます。

私に出来ること・・・

歌の練習はもちろんですが、

コンサートには、なんとか一人で歌われるのに
支障ががないように動きをサポートすること

他の出演者の方に協力して頂いて
舞台上の移動も危なくないように演出すること


他に何か出来ること

私も自分が動けるうちは、少しでも助けができるように
考えて、その方の生きがいが続けられるように
お手伝いしていきたいと思います。

私も最近は、他の方たちにすごく甘えさせて頂いています。

自分で全部やれそうなこともあるのですが
その負担に体がもたないことが多く
やはり、助けて頂いた方が、心に余裕ができ
次に続けることが出来る気がしています。


手を抜くのではなく、助けていただいて
また、自分も役に立てる時はお力になっていこうと
思っています。

先に書いた生徒さんのコンサート

来年3月8日です。

ゲストのみなさんがとても素晴らしいので
豪華なコンサートになりそうです。

精一杯お手伝いしたいと思います。